内容説明
高校を卒業したばかりの小麦は、ホテルのパート従業員だった父・細川幹夫が放火し、自殺を図ったホテルで素性を隠しながら働くことになった。父の自殺がきっかけで“ワケありホテル”となってしまった『クラウンホテル』だが、戦前はまるで龍宮城のような、想像を絶するほど華やかなホテルだった。しかし、創業者で、世界一のホテルマンであった小宮幹二朗は、ホテル乗っ取りを企む塚原威一朗の卑劣な策略により自殺に追い込まれてしまった。無念の死を遂げた幹二郎が残したのは一つの鍵。ホテルのどこかに隠されている宝物が眠るという金庫の鍵だった。しかし、この鍵がいくつもの人生を狂わせていく。金庫に眠る宝物を巡って繰り広げられる騙し合い。外資系企業と旧オーナーによるホテルの買収合戦。最高のホテルマンを夢見る小麦を次々と襲う悪夢。なぜ小麦の父・細川幹夫は自殺しなければならなかったのか。そして、金庫に隠された宝物とは何なのか。時を超え大きな謎が解き明かされていく極上のミステリー小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
65
かつて父が働き、放火をして自殺した老舗のホテルで、身分を隠して働くことになった・小麦。父が遺した鍵と隠された部屋、ホテル経営をめぐる陰謀。先が気になって一気に読了。あまり深読みせず楽しく読むのには良い本。楽しめました。2019/08/23
りょうこ
39
ラストレシピが良かったのでこちらも読んでみた。所々(?)な所もありましたが概ね面白く読み終えました。鍵のかかった金庫...先が気になるキーワードが出てくるので、結構スルスル読めた!今後も期待します!2016/10/01
ちゃこてい
14
ハッピーエンドが基本大好きなので、ある意味出来過ぎな感じもするけど、胸がすっとした読了感。複雑な生い立ちのホテル従業員の小麦、まだ10代。ホテル副支配人の40代の仲野。小麦を助けて力になるのは良いんだけど…わざわざ恋仲にならなくてもいいんじゃないか?と思ってしまった。サクサク読めました。2016/10/06
TAKA
13
「放火犯の娘」と言う傷を背負った小麦がその真実を見つけるために過去と対峙していくあるホテルの物語。この作者の他の作品に比べたらちょっと物足りなさを感じるけれど基本ハッピーエンドなのでめでたしめでたし。2017/12/27
伶夜
12
『もてなしの心には経費はかからない。それでいて客の記憶に一番刺さるんだ。それを忘れてはいけないよ』(本文より)2018/10/25
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