内容説明
援助者がクライアントを支援するとき、どのようなメカニズムが働いているのか。臨床実践家はどんなプロセスを通ってプロへと成長していくのか。30年以上に及ぶ実践をもとに、援助者に必要とされる知識・技術を細密に言語化。読むたびに新しい「気づき」をもたらす一書。
目次
序 <相互交流>を基盤として実践される対人援助
第1部 対人援助の構図:相談者と援助者が置かれている状況の理解
第2部 身体化のための実際的な枠組み:図2「臨床実践家が身体にたたきこまなければならない枠組みと組み立て」
第3部 臨床実践家としての熟成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よ
4
分厚さにびびったけど読んで良かった。専門性とは言ってもセンスや才能がものを言う世界じゃないかと思ってたので、ここまで理論的に整理されるとやっぱり専門家だ!と。身体に叩き込む、自動的に職業的な私のスイッチを入れる…まさに訓練。言葉の壁が高く聳え立つのは変わらないけれど職業としての見通しが立ちました。人のことはわからない、自分のこともわかってくれる人はいない、だけどわたしは人のことを理解しようとしたいし、人のなかで生きていくのだ、という職業上というより個人的な生き方の信条をも強化してもらったような気がします。2016/10/30
saiikitogohu
3
「クライアントにとっておおいに役立ったはずの情報も、彼らのニーズに添い、彼らが理解できるような〈かたち〉で提供されなければ、支援にならないのです。または、自己像、セルフイメージの高いクライアントであれば、疾病や諸々の社会的問題が重複して発生したために彼らの自己評価に陰りが生じて不安になっているところへ、そこへの手当もなしに一方的に専門職側への意向を伝えられると抵抗を示しがちです…援助者側の働きかけはクライアントの主体性に訴えるものでなければ、クライアントは自分の人生をご自分の足で踏み出しません」52020/04/30
あさこ
1
難しかった!ソーシャルワーカー等専門職の方むけ。職人さんのエピソードは面白かったです。2009/06/09
オラフシンドローム
0
★★★★★ これからも、何度も読み返さなくてはならない本だろう。 7年越しで、ようやく読んだ。 対人援助は芸事で、言語化出来て初めて職場の魔法使いから脱することが出来る。 身に染みる。 私にはまだまだ幽体離脱と自信を持った言語化が足りない。2023/10/22
-
- 電子書籍
- カメラ先輩と世話焼き上手な後輩ちゃん …
-
- 電子書籍
- 辺境都市の育成者【分冊版】 25 電撃…
-
- 電子書籍
- ファイター(分冊版) 【第22話】
-
- 電子書籍
- バグダッドの秘密 クリスティー文庫
-
- 電子書籍
- 戦友の恋 角川文庫