６０分でわかる「マイナス金利」 - 本編

著者名：三才ブックス/永濱利廣

三才ブックス（2016/08発売）

• ISBN：9784861998775

内容説明

２０１６年１月２９日に日銀の金融政策決定会合で決定され、２月１６日から実施された「マイナス金利」。

プラスであることが当たり前の金利がマイナスになるとは、いったいどういうことなのか？
日本の経済を再生する原動力となるのか？
そして、私たちの生活にどのように関係するのか？

誰もが疑問に思うことを、Ｑ＆Ａ方式を用いて簡潔に解説していきます。


【監修者プロフィール】
永濱利廣（ながはま・としひろ）
第一生命経済研究所首席エコノミスト。１９７１年生まれ。９５年早稲田大学理工学部卒業、第一生命保険入社。９８年日本経済研究センター出向などを経て２０１６年より現職。０５年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。専門は経済統計、マクロ経済の実証分析。著書『図解９０分でわかる！日本で一番やさしい「アベノミクス」超入門』（東洋経済新報社）など多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[yakamazu]

マイナス金利は日銀当座預金に対する手数料のような考え方で、なるべく銀行から民間に資金を流したい狙いがある

2023/05/19

[pacino]

コモディティの動きを見ていると物の値段がピークよりもかなり落ち着いてきている感がある。遅効性のある世論やマスコミの扇動に日銀が動かされない様にしていただきたい。GDPギャップが、10兆、30兆と言われているなかでの利上げは自殺行為ではないか。リスクとってリソースをもっと成長分野に回してほしい。

2022/07/08

[ふら〜]

書かれたのは2016年。マイナス金利が導入されどういう結果となっているかは置いといて、やはり発表された当時の期待感は凄いものあったんだなぁと再認識。小本なのでざっくり論拠を端折っている部分も多く、マイナス金利とはなんたるかと簡単に解説している本という位置付け。今読み直す意義を見出すとすると、「甘い言葉にはご用心」という示唆を与えてくれる本と言えるだろうか

2018/08/04