- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。
毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、
とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまい
慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長に言いました。
A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい―――
そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年と偶然出会い…!?
「町でうわさの天狗の子」の岩本ナオが292Pのボリュームで贈る、おとぎ嫁婿ものがたり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももたろう
273
とっってもよかった!「天狗の子」ロスを埋めてくれました。コネタで笑ったりホッコリしながら本当の「美しさ」「賢さ」とは何か教えもらった気持ちです。「お嬢さんは二度と置いていかない」「もし落ちるなら一緒に落ちよう」のシーンは「キュン」どこでない衝撃で心臓をわし掴みにされました!ナランバヤルさん口がうまいとか口からでまかせじゃないのです。本質を見抜く力があり心からの気持ちを言葉にするから人は動くのです。絵も綺麗だしルクマンの足だけで時の流れを表した所など構成も見事です。2つの国がいつまでも平和でありますように…2016/07/18
新地学@児童書病発動中
170
目のさめるような傑作。対立状態にある金の国と水の国の男女が出会って恋に落ちる。二人の出会いは恋愛だけではなく、2つの国の状態も変化させていくのだ。余計なギミックを使わずに、読者の胸に直球を投げ込んでくるところが素晴らしい。ちょっと太めのヒロインサーラの活躍がまぶしかった。ヒーローのナランバヤルも真っ直ぐな気性を持った好漢。一つ一つの線が丁寧に書かれていて、背景となる金の国と水の国の童話的な雰囲気がよく伝わってきた。温かみのある良い絵だと思う。二人が心を通い合わせる最後の空中回廊のシーンには胸が熱くなった。2017/01/28
よっち
120
隣り合う仲の悪い国がつまらないことで戦争になってしまい、慌てて仲裁に入った神様の計らいでA国の姫・サーラはB国の青年・ナランバヤルが出会うおとぎ娘婿ものがたり。誠実でなかった両国の対応に代わるように出会った二人でしたけど、できることを頑張ろうとする二人に周囲も影響を受けていい方向に向かってゆく優しくて心に響く物語でした。2017/02/01
Nat
115
本屋さんで見かけて衝動買い。ほのぼのとしていてとてもよかった。ルクマンとオドンチメグがいい味出してました。族長と飲み比べをするサーラが好き❤️2017/04/09
ぐっち
101
久しぶりの岩本ナオさん新作。期待しないで読み始めたのですが、姫とムコ殿がめちゃめちゃよかった!特にサーラ姫に射抜かれてるシーンと、お父さんがそっくりなシーンが好き。2016/07/16