内容説明
谷根千中学に通う桜つぼみは、谷中墓地で青髭の男に襲われていたところを、女子高生探偵・花丸リンネに助けられる。それをきっかけに二人は<地獄変>を思わせる、連続少女誘拐事件に挑むことになるのだが、古書カフェ店員のヤエや転校生のローズ、さらに芥川龍之介の幽霊? が絡み……。根津神社、団子坂、夕焼けだんだんなど、情緒溢れる町で起こる事件を少女たちは解決できるか!? 『花丸リンネの推理』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
22
昭和の少年少女小説、という感じです。題名と表紙に惹かれて買いましたが、イマイチでした。登場人物が「役」を演じているようで気持ちが見えない。あとがきを読んだら、作者が17歳の時に書いた作品とのこと。17歳ならよく書けたなぁと思いますが、商業誌でそういう手加減はおかしいですよね…。2016/08/03
スプリント
7
谷根千が好きなので見知った地名がでてくると嬉しくなります。ヒロインや探偵役の女子高生のセリフ回しがやや芝居がかっていますが、楽しめました。2019/04/30
シアン
6
女子高校生探偵・花丸リンネが、後輩の女子中学生と共に、失踪事件を解決していく。正直、登場人物に全く魅力がない、事件解決の過程が雑。ちょっとがっかり。2016/10/26
takasan
2
人気の下町を舞台にしたミステリー。乗っかっているだけかと思いきや、作者が過ごしてきた町だそうで。 話は美少女中学生が行方不明になってしまう話。後輩の主人公つぼみが、探偵?のリンネとともに事件の全容を探る…。 なんというか、まぁ、それなりにテンポはいいとして、完成度の面でいうと…。2017/11/08
トスカリン
2
中学生の友達失踪事件を巡り少女探偵団を結成して谷根千を闊歩する彼女ら。時代を感じる下町の雰囲気。作者が17歳のころに作った作品らしいですが、当時の年齢にしてこれだけ想像力がはたらくのは凄いと思います。しかし、物語はスイ―っと彼女らの青春時代のようにさらっと進んでしまい、思ったよりインパクトはありませんでした。犯人を見つけるまでにもうひとひねり欲しかった気がしないでもありませんが。これはこれで当時の情景を思えばいいのかも。 2016/09/08
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