交通新聞社新書<br> そうだったのか、乗りかえ駅 - 複雑性と利便性の謎を探る

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交通新聞社新書
そうだったのか、乗りかえ駅 - 複雑性と利便性の謎を探る

  • 著者名:西森聡
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 交通新聞社(2016/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784330639161

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内容説明

なぜこれほど乗りかえに時間がかかるのか?どうして辺鄙なこの駅が乗りかえ駅になっているのか?われわれが日常的に接している鉄道交通機関の「乗りかえ」には、思いおこせばさまざまな疑問がつきまとっている。本書では、駅そのものの特徴的な構造や立地、路線の乗り入れや乗り継ぎ、新規開業や統廃合などの鉄道発展の諸エピソードなどから、ユニークな視点で「乗りかえ駅」を考察する。また、旅カメラマンとして、鉄道愛好家として、全国各地を鉄道で旅してきた著者ならではの、懐かしい鉄道や乗りかえ駅の数々も振りかえる。

西森 聡(にしもり そう)
1954年東京生まれ。カメラマン。ヨーロッパ、とりわけドイツやスイスを中心に撮影。著書に『アルプスの少女ハイジ』『グリム幻想紀行』『旅するアンデルセン』『ピノッキオみつけた』(いずれも求龍堂)、『ぼくは少年鉄道員』(福音館書店)、『ヨーロッパ鉄道紀行 15日間で6カ国めぐる車窓の旅』(コロナブックス、平凡社)、『たくさんのふしぎ』(福音館書店)では『ドイツの黒い森』(1997年12月号)、『走れ、LRT―路面電車がまちをかえた』(2001年9月号)、執筆の仕事に『世界の車窓から DVDブック』(朝日新聞出版)などがある。

目次

I 乗りかえ駅の誕生
   乗りかえ駅は山手線から始まった

II 乗りかえ駅の“条件”と移り変わり
   1 新線開業・直通運転で乗りかえはどう変わる?
   2 なぜ、この駅で乗りかえが必要か(1)交流か、直流か
   3 なぜ、この駅で乗りかえが必要か(2)電化か、非電化か ほか

III 多彩な乗りかえ駅
   1 乗りかえ駅をラッシュ対策から見ると?
   2 世界一の乗りかえ駅――新宿駅はどこまで新宿化
   3 大都市の乗りかえ駅ならではの構造 ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

28
乗り換え駅は歴史的経緯によるものばかりではない。運用の都合もある。2019/07/21

saga

26
そうだった、かどうだかは別として、久しぶりの鉄道新書で楽しんだ。旧国鉄と私鉄、旧国鉄の路線間の乗り換え事情が面白い。2018/12/05

きいち

25
小ネタ集、なのだけれど、それにはとどまらない。◇新宿、梅田をはじめ、各地の乗換駅の現在の姿、どこもみな歴史的な経緯で説明されていく。それは、誰か頭のイイ人が考えた理想の姿ではなく、数多くのプレーヤーが現状の最善をめざし利害調整しながら作り上げた、いや作っている途中の姿。これって、由緒正しい保守主義、いやプラグマティズムそのものではないか、マルキシズムや新自由主義とは対極にある営み、運用の思想だ。◇大規模公共工事と違うのが、毎日の利用者の存在。改善→状況の変化→また改善、そのサイクルから逃げられない正しさ。2016/04/24

雲をみるひと

20
久しぶりの再読だが、内容をほとんど覚えていなかった。表面的な話が多く、また無理やり一般化しようとした印象で、取り上げる駅の数を減らしてでももう少し深掘りがあればよかったと思う。2024/08/04

たか

8
紹介されている駅はこの手のネタの定番スポットも多い。伊勢中川、名鉄名古屋、武蔵小杉、梅田、九段下、渋谷、蒲田など。2017/11/07

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