交通新聞社新書<br> よみがえる鉄道文化財 - 小さなアクションが守る大きな遺産

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交通新聞社新書
よみがえる鉄道文化財 - 小さなアクションが守る大きな遺産

  • 著者名:笹田昌宏
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 交通新聞社(2016/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784330561158

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内容説明

鉄道文化財は、すべてが最初から歴史的価値を見出されていたものばかりではない。なかには歴史的価値を否定され、廃棄物として処分されかけた車両や施設などもある。しかし、そのような状況から市民の手で救い出され、磨き上げられたとき、それは一転して鉄道文化財としての輝きを放つようになった。ゴミとして山のように積まれていた国鉄コンテナが、1個3000円で買い取られ、のちに「鉄道博物館」に展示された話など、小さなアクションが大きな鉄道文化財を残すことにつながった、日本および海外の事例とその舞台裏を、人間ドラマを交えながら紹介する。

笹田昌宏(ささだまさひろ)
1971年生まれ。医師、作家。第10回旅のノンフィクション大賞受賞。著書に『全国トロッコ列車』〔岸由一郎共著〕、『英国保存鉄道』『「ボロ貨車」博物館 出発進行!』『あの電車を救え! 親友・岸由一郎とともに』(JTBパブリッシング)、『ダルマ駅へ行こう!』(小学館)、『学ぼう 遊ぼう おやこ鉄っ!』『フツ―じゃない! 普通列車こだわり旅』『廃駅。』『国鉄&JR保存車大全』(イカロス出版)、『「パパ鉄」バイブル~大満足の全国鉄道スポット55』(講談社)がある。鉄道文化財を市民の立場から守るボランティア団体・ふるさと鉄道保存協会の副理事長を務め、各地に講演や支援に出向いている。

目次

第1部 鉄道文化財が直面する“厳しい現実”
序 章 頑強そうに見えて、色々な意味で脆い鉄道文化財
第1章 鉄道文化財を処分することは簡単なのか
第2章 保存から一転、廃棄物として消えた車両たち
第3章 鉄道文化財の命運は、社会情勢がカギを握る
第2部 鉄道文化財を掘り起こす!
第1章 すべては時間との勝負
第2章 掘り起こせ、鉄道文化財!
第3章 鉄道文化財の掘り起こし、海外の現場を見る
第4章 鉄道文化財の掘り起こし、これからを見つめる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまほら

2
主として鉄道車輌の保存に失敗した話と、成功した話。私は鉄道が好きなので、できるだけ保存してほしいとは思うけど、一般的に何をもって「貴重」とするかは難しい。2015/04/26

takao

1
ふむ2022/05/04

ぞだぐぁ

1
飛行機の保存について何冊か読んでいて ・大きいので屋外で展示されがち ・乗り物なので中に入れる展示にされがち ・車と違って動かすのに制限があるので、個人で動態保存するのが難しい と言うような共通項があるので当てはまること、はまらないことなど考えながら読んでいた。2021/01/05

onepei

0
万人が認める価値があるかはわからないが、行動力はある。2015/06/01

るりねこ

0
なくなってしまえばそれで終わり。今後どうなっていくのかむつかしいところ。2023/08/01

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