交通新聞社新書<br> 伝説の鉄道記者たち - 鉄道に物語を与えた人々

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交通新聞社新書
伝説の鉄道記者たち - 鉄道に物語を与えた人々

  • 著者名:堤哲
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 交通新聞社(2016/08発売)
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  • ISBN:9784330525143

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内容説明

ほんの140年程前、日本が丁髷の国から一気に近代国家へと転身していくなかで、鉄道は極めて重要な国家事業であった。ほぼ同時期に瓦版から生まれ変わり、成長していったのが「新聞」だ。そんな背景のなかで、「鉄道記者」 はどのように誕生し、活躍の場を広げていったのか。ほとばしる情熱と才気をみなぎらせ、ペンを手に時代のうねりを発信し、鉄道に物語を付与した記者たち。本書では、もと「鉄道記者」である著者が、多岐にわたる資料を丹念に拾いながら記者たちや周辺の人々の足取りを読み解く。密接に絡み合う鉄道史と新聞史双方が明らかになる、貴重な記録。

堤 哲(つつみさとし)
東京生まれ。1964年早稲田大学政経学部卒、毎日新聞社入社。初任地長野支局で国鉄長野鉄道管理局を担当したのが鉄道記者の始まり。社会部記者として国鉄本社を担当した。東海道新幹線開業前に世界最速時速210kmを試乗、リニアモーターカーの時速504 kmを宮崎実験線で現場取材した(1979年)。編集委員、紙面審査委員長などを歴任。現在、鉄道記者らの「交通ペンクラブ」事務局長。公益財団法人「アジア刑政財団」、「同日本ナショナルトラスト」各評議員。著書に『国鉄スワローズ 1950-1964』(交通新聞社新書)。

目次

第1章 鉄道操觚者・木下立安(1866~1953)
第2章 伝説の特ダネ記者・青木槐三(1897~1977)
第3章 忠犬ハチ公をめぐる鉄道記者たち
     細井吉造、林謙一、渡邊紳一郎
第4章 『国鉄物語』の門田勲(1902~1984)
第5章 レイルウェイ・ライター 種村直樹(1936~2014)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

93
日本は鉄道と近代ジャーナリズムがほぼ同時に導入され、文明開化の象徴として手を取り合い発展した。鉄道絡みの話題や事件は新聞雑誌で広く報道され、国民は鉄道について知り親しむようになっていった。その切り口から鉄道と近代史がいかに結びつき、日本の歴史の一部を形作ってきたかを辿っていく。当然そこには書き手である鉄道記者の個性や関心が反映され、ハチ公のような人情噺や日本八景設定、事故報道などを通じて鉄道に物語を与えていった。日本人が鉄道を愛し、多くの雑誌や専門のライター職が成立するほど人気を得るまでを一望できる好著。2022/08/06

やまほら

1
 はずれ。ほとんど「鉄道記者」の紹介になっておらず、毎日新聞の記者であった著者の知人のことと、いくつか調べたことが書いてあるだけ。種村直樹の章(第5章)をぱらぱらと見た時の違和感を信じるべきだった。2015/01/04

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