交通新聞社新書<br> 新幹線、国道1号を走る - N700系陸送を支える男達の哲学

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交通新聞社新書
新幹線、国道1号を走る - N700系陸送を支える男達の哲学

  • 著者名:梅原淳/東良美季
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 交通新聞社(2016/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784330101095

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内容説明

工場で造られた新幹線の車両は、一体どうやって車両基地まで運ばれるのか?実は、メーカーから納品先であるJRへは、夜間一般道を利用して、1両ごとにトレーラーで運ばれているのだ。本書では、日本車輌製造豊川製作所から新幹線のレールにつながるJR東海浜松工場までの、日本通運・輸送チームによる陸送のプロセス、そして困難な作業に取り組む男達のドラマを追いかけた。


梅原 淳(うめはらじゅん)
1965年東京生まれ。大学卒業後、銀行に入社。その後出版界に身を転じ、月刊『鉄道ファン』編集部などを経て、2000年からフリーランスの鉄道ジャーナリスト。『新幹線不思議読本』(朝日文庫)、『鉄道・車両の謎と不思議』(東京堂出版)、『鉄道用語の不思議』(朝日新書)など著書多数。鉄道各誌や東海道・山陽新幹線の車内誌『ひととき』などにも寄稿。

東良 美季(とうらみき)
1958年神奈川県生まれ。大学卒業後、編集者、カメラマン、音楽PVディレクター、グラフィック・デザイナーを経て現在は執筆業。著書に『アダルトビデオジェネレーション』(メディアワークス)、『猫の神様』(新潮社)。

※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。

目次

第1章 N700系、時速270キロの真価
第2章 N700系が国道1号を走るまで
第3章 N700系の陸送を支える男達
第4章 N700系、国道1号を走る!
第5章 輸送を終えて
第6章 車両メーカーと新幹線輸送のあれこれ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

29
2009年刊。当時最新鋭のN700系新幹線電車が車両工場から車両基地までトレーラーで運ばれる舞台裏をレポート。 輸送に携わるスタッフは走行ルートを本番の1年以上前から綿密にリサーチ。工作物と電車が干渉する恐れがある場合は行政との直接交渉も辞さず。テレビでも放映されたことのある工場に入る直前での複数回の切り返しは、スタッフの間で阿吽の呼吸が合ってはじめて可能になるとのこと。 ハイテクの塊である新幹線がベテランの熟練した技術と高い職業意識に支えられていることが垣間見える一冊です。2019/12/31

ゆうゆう

11
新幹線最高!プロジェクトXのテンションでよんだから、読後は物流最高!惚れる!に、今、なっております。現場からは以上です。2020/03/08

Humbaba

6
新幹線のほとんどは,道路を使って輸送される.一度線路の上に登れば,他の追随を許さないほどの速度で動きまわるが,精密なものであるだけにその輸送には多くの人々がそれぞれの技術を振り絞って使われている.2010/10/11

ゆふいん

5
専門用語は多いけれど、非常に読みやすい本だった。一度はナマで見てみたい。日通の社員さんの話が印象的。「新幹線だけは何かが違う。(運ぶのに)知らず知らずのうちに気を遣ってる」新幹線には不思議な魅力があると思う。2010/03/19

rbyawa

3
e040、この本は2009年の発行で、東海道新幹線を主に走るN700系は確か現在の主力なんじゃなかったっけ。N700Aというのが最新型だったかな? で、そのN700系はそれ以前の最大の寸法(横は見たらわかるけど、縦にコブみたいな部分があったり、風防カバーを取り外さなかったりとかなり輸送寸法としては巨大化したみたいね)だったために、とりあえず一からという心構えで運びました、という本でした。本当に丸ごと新幹線輸送の内容しかなかったんですが、歩道橋の高さまで変えてたのは知らなかったな、最近時々テレビで見るよね。2014/02/09

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