いのちの輝き

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いのちの輝き

  • ISBN:9784881354643

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内容説明

<p>フルフォード博士が語る自然治癒力</p><p>現代西洋医学では、解決できないことがある。アメリカで、半世紀にわたり何千何万の患者を治療してきた伝説のヒーラー(治癒者)が初めて語る、その驚異の手技、深遠なる生命観、そして正しい呼吸法やストレッチングなどの実践ノウハウ。自分のなかに眠っている自然を目覚めさせ、からだの声に耳を傾けることから、私たちは変わっていける。</p><p>「ヒーリング」あるいは「癒し」という言葉は、確実に、現代を解くキーワードと言えるだろう。癒されたい。それは、いまという時代を生きる誰もが、からだや心や魂の奥底から発している叫びなのだ。「いのちの輝き~フルフォード博士の自然治癒力」は、一連の「ヒーリング本」の、まさしく極みと言うべき存在の本である。著者のロバート・フルフォード博士は、「癒す心、治る力」のアンドルー・ワイルが師とあおぐ、伝説の治癒者(ヒーラー)。半世紀にわたり、アメリカで何千何万という患者を治療してきたオステオパシー医である。「人のからだには、自ら治ろうとする力が秘められている。治療はその力に火をつけるだけ」。彼は、自らの治療法を謙虚にそう語るが、具体的な事例とともに紹介されるその手技は、驚異以外の何物でもない。そもそも、現代西洋医学に対し、不信感を抱いている人はきっと多いはずだ。高額な医療費と、大量のクスリ。胃痛なら消化器科、心臓病は循環器科、心の問題は精神科という具合に、人のからだをパーツで捉えるやり方。医師は病んでいる部分だけを治療することに専念し、少しでも専門外になると、別の科に患者を任せてしまう。これでは、症状の本当の原因を見逃してしまうことも少なくないはずだ。これに反し、オステオパシー医学の根底には、人間を、からだ、心、そして魂からなるひとつの宇宙として捉える考え方がある。けっして、人を個々のパーツの寄せ集めなどと考えたりはしない。どこが病んでいようと、それを心身全体の病気として捉える。意識下の問題が解決されない限り、心と体のバランスがとれた真の健康は手に入らないし、逆に、心と体のバランスがとれていないと、意識下の部分に病が生じる。心と体の健康が整って、初めて魂の浄化ははかれるのである。アンドルー・ワイルは、本書の序文にこう書いている。「とくに請われないかぎり、彼(=フルフォード博士)は自分の方法を人に説明することもなく、深遠な思想を胸のうちにしまいこんでいた。患者に診断結果や治療法を説明するときも、常に簡潔な言葉をもちい、ただの一度も専門用語は使わなかった。」こうした彼の治療そのままに、この本は、きわめて読みやすく平易な文章で書かれている。さらに、奥深い真理から、正しい呼吸法やストレッチング法などすぐに実践できるノウハウまで、バランス良く構成されていることも、本書の特徴の一つだろう。ヒーリング。健康。自然回帰。自分さがし。現代人の求めるものすべてが、この本には詰まっている。90歳を越える著者が、初めてすべてを語り尽くしたのは、実は「時代」の要請だったような気がしてならない。</p><p>※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アオイトリ

23
吉本ばなな絶賛の)オステオパシーを初めて知る。西洋医学をベースに筋骨格系に働きかける米国公認の治療。気功とか、整体に近いかしら。なにが素晴らしいって、フルフォード先生のお人柄。慈愛に溢れ、物質主義、科学技術への過信に警鐘を鳴らす父性もあたたかいのです。紹介された簡単なストレッチを試してみたい。鍛錬によって習得された高度な技術は奇跡的な治療効果を残しました。優れた人格は時間を超えて、読み手さえも癒してくれる。自分のうちなる自然を尊びなさい、と。ソローの森の生活を読みたくなります。2023/05/31

けんちゃん

21
知人が紹介、貸してくださった本。触れただけで、目覚ましい回復…のような記述の連続に初めはうさん臭さを感じたのですが、ひとつの不調の原因が体全体の過去から今までの流れの思わぬところに潜んでいる、それを丁寧に探り出す医術は、今の私自身が本当に出会いたいものです。いくつもの不調を部分部分で切り取って治療する現状、どれも私、全体を診て欲しいと切実に思います。早速オステオパシーについて調べましたが、信頼できる医師に出会うのも難しいんだろうな、すぐに飛びつけないもどかしさも感じました。2012/02/09

せいじ

20
本の内容ではないがガンの研究をしている知り合いの薬学博士の話。ガンで命尽きる寸前のラット。ふと顕微鏡をのぞいてみたら細胞レベルでは必死に治ろうとガンと戦っている事に無性に感動したと言っていた。"身体は治ろうとしている" これはそういう本。化学に頼らないオステオパシーという考え。全体の中の"個"という東洋医学や哲学に近い。心と体が密接にかかわりあい必死に元の状態に治ろうとする人間の力。個ではなく調和の重要性。神秘的な"命"。そして自然治癒力。そしてそこに導くための"愛"そのものに深い感銘を受ける名著。2017/12/31

moe*

19
霊性とは不完全な世界にあって平和と幸福を見出す能力という言葉がとてもしっくりきた。自分がなにを考えているか、その考えにもとづいてどう行動するかで未来は確実に変わる。情報やモノに惑わされず、静かに心と向き合う時間が必要な時代だなと思う。2022/01/09

藤の香り

13
久々に再読。薬や食べ物だけでは身体のアンバランスを整えることは難しい。身体の骨格を整え、内臓がちゃんと働くように、呼吸が深くできるように、エネルギーが滞りなく流れるようにしなきゃ、とやはり思うのでした。2016/03/06

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