内容説明
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囲碁は深遠なゲームであり、人工知能にはこれから10年は負けないと言われていた。ところが昨年ヨーロッパでファンフ二段が、アルファ碁に負けた。それでも、イ・セドルには勝てないだろうとほとんどのプロが予想した。しかし4勝1敗で負けてしまった。ディープ・ラーニングという方法で、人工知能は進化していたのだ。本書は、対局に臨んだイ・セドルの苦悩とアルファ碁の強さを棋譜によって解説した。※本作品は固定レイアウト型の電子書籍です。文字のハイライト及び検索や辞書の参照などの機能が使用できません。ご利用の端末で、無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をおすすめいたします。
感想・レビュー
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kokada_jnet
11
イザヤ・ベンダサン(山本七平)「日本人とユダヤ人」での、「ユダヤ人は全会一致の決議を採用しない」という有名な捏造が、すこし改変されて「イスラエルでは」として記述されていた。この都市伝説、どうやらビジネス書でさんざん語られているようだ。2016/08/11
kokada_jnet
7
初のアルファ碁本は、韓国囲碁本を多数刊行している東京創元社から。韓国の人工知能研究者のアルファ碁の説明と、テレビ解説を担当したホンミンピョによる対局の解説。2016/08/11
garth
6
「イ・セドルの別名がひとつ増えた…「ドル・コナー」であった」イ・セドルの「神の一手」である四局目の白78が実際には成立していなかったこと。にもかかわらずアルファ碁が応手を間違えてしまったというのがなんとも面白い。全然囲碁には詳しくなかったんだけど、この勝負を通じてイ・セドルという人に深く興味を抱いた。もっと知りたい。2016/11/30
とりもり
2
プロ棋士目線でのアルファ碁対李世ドルの世紀の対戦の解説本。やや感情的な文章が今一つだが、基本的には人間のミス対人工知能の正確性で差が開くという構図。これは他の競技でも共通しているが、囲碁は特に持ち時間が短すぎて人工知能との対戦では不利な気も。もっとも、時間があればあるほど間違えないのは人工知能側も同じなんだが…。本書では全く触れられていないが、モンテカルロ法も組み合わせて確率的な勝敗予測が可能な囲碁は、コンピューターの処理速度が飛躍的に高まると将棋以上に勝ちにくいのかも。★★★☆☆2023/01/09
ほしの
1
イ セドルの方がアルファ碁よりとても興味深かった。勝負師とはこのような人のことを言うのか?すごく面白い。AIは、あらためて、人間とは何かを考える契機を与えてくれる。2017/09/16