小学館新書<br> 世界史としての日本史(小学館新書)

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小学館新書
世界史としての日本史(小学館新書)

  • ISBN:9784098252800

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内容説明

これがいまを生き抜くための教養だ!

世界史の圧倒的教養を誇るライフネット生命会長・出口治明氏と、『日本のいちばん長い日』などで知られる日本近現代史の歴史探偵・半藤一利氏が初対談。「日本は特別な国という思い込みを捨てろ」「なぜ戦争の歴史から目を背けるのか」「アメリカを通してしか世界を見ないのは危険だ」など、日本人の歴史観を覆す世界の見方を伝授。「世界のなかの日本」の地位を正確に知ることが、いまの時代を生き抜く最低限の教養なのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

127
日本史・世界史それぞれの、『知の巨人』の対談。戦争経験者で、人生経験も豊富な半藤さんと、その世界史における知識と見解を買われ、「何故か…」保険会社の社長さんをしている出口さんの対談話。半藤さんとのご対面に緊張する出口さんが、正直、可愛い位なんだけど…対談を始めると、相手の話を聞き、きちんと敬意も払う半藤さんに合わせて、出口さんも、世界史のウンチクを語れていた。色々な話が印象に残ったが、総体的な話をまとめると、「日本は世界史も含めた歴史の中では、今も昔も後進国。」2022/04/18

こばまり

67
どんなイケメングラビアよりもそそられる表紙である。こういう本を湯船に浸かって読み、己の無知を恥じてのぼせる時間が好きである。2020/03/12

十川×三(とがわばつぞう)

47
沢山勉強になった。お互いに敬意を払った「知x知」の対談が気持ち良い。▼昭和の上層部には教養が足りなかった。▼日米同盟にかかるコストは約2兆円。米に頼らず日本のみで軍事防衛するなら24兆円はかかる。▼ヒトラーによる新首都構想「ゲルマニア」。ドイツ敗戦直前に軍需ピークに持っていった天才シュペーア(実は都市計画デザイナー)。2021/10/24

kawa

42
圧倒的知識(教養?)を誇る両巨頭による世界史の動きから見た日本史の解釈が新鮮で刺激的。日露戦争の辛うじての勝利を、国民に「大勝利」→「一等国」と偽った結果、軌道修正ができずに偽りのイエスを続け遂には太平洋戦争敗戦までいってしまう流れは、最近の東芝の不正問題と類似しているという。過激なイエスを何度か続けると、他の選択肢が選べなくなる、選ぶにはすごいエネルギーが必要となり、今さらのつじつま合わせが大変(哲学用語で「経線思考」と言うそうだ)。なるほど!!足元の今の選択が運命の別れ道だということですね。2019/05/31

MIKI(magicrose)

32
どの本を読んでも感じることですが、とくに勉強不足を痛感させられる本でした。第6章の、戦後・高度成長期と現在の人口構成をサッカーに喩えた説明がわかりやすかったです。かつては"人が有能でなくても経済が伸びる幸運な時代"だったけれど、今は"フォーメーションを考え、戦略を立て、一人一人が頭で考えてプレーしなければならない"時代。また"今までは体力の再生産だけで良かったのが、これからは知的能力の再生産が必要"だから、"長時間労働では勉強する暇がなくなる""働き方を根本から変えなければならない"と。はい、勉強します!2020/02/12

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