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内容説明
全国で先祖代々のお墓が崩壊寸前の大ピンチ。
都市部への人口一極集中が様々な問題を引き起こしている。
地方を中心に「空き家問題」がクローズアップされているが、それ以上に、現在もっとも問題が顕在化しているのが、地方にある実家のお墓問題だ。就職先などの問題から、大都市に出てくる子どもたち。両親の眠るお墓参りにも数年に1回行けるかどうか、というケースも少なくない。また、「家」制度が希薄化した結果、「死んでも夫の墓には入りたくない」と“死後離婚”という造語ができるほどだ。
この他にも、両親のお墓を自分の家から近い場所に引っ越し(改装)させようにも、都心部の民間霊園は値段がバカ高い。500万程度かかる場合も多い。比較的安い公営霊園は倍率が高く、人気のある霊園では50倍を超える倍率になることさえある。
また、引っ越しする際にもお寺で管理している場合、寺側から「離檀料」と称して100万円単位の“お布施”を要求されてトラブルになるケースも枚挙に暇がない。さらに親族たちが全員納得するとも限らない。こじれた結果、親族間で仲違いするといった例も多い。これらの問題を炙り出し、ベストな解決法を模索する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
4
墓や葬儀関連の本を昨年まで乱読していました。吉川さんのご著書も何冊か読んで、いろいろな墓の形態や自然葬、法律、歴史、檀家制度…など勉強でき、自分なりの最善の方法を見つけることができました。新刊を見つけたので早速読みました。仏壇やお坊さん便など新情報があり勉強になりました。不透明感のある分野なので次回も期待2016/10/21
Humbaba
3
人は誰もが最期を迎える以上、お墓の問題は避けて通ることはできない。子どものことを想って選択したとしても、子どもにとってそれが最適とは限らない。子どもの側から話を持っていくのはむずかしいからこそ、親の側が話し合いながら決めていくことができれば問題解決は早まる。2016/10/20
モロヘイヤ
1
約10年前に書かれたものだが、お墓以外にも葬儀や供養の仕方、お寺のことなどにも触れており、参考になった。2026/04/07
ようこ
1
墓だけでなく葬儀、終活にもついて書かれている。葬儀社の互助会の解約の難しさや身寄りのない高齢者の支援をうたう公益財団法人「日本ライフの会」の破錠など、一度決めてもままならないことがいろいろある。死は不確かだから不安になり、そこにつけ込む仕事もあることを理解した上で考えていかなければならないと思った。2025/02/08
うたまる
1
墓に限らず、終活全体を総覧する入門書。死後は散骨の一択だと思っていたので、そのハードルが存外高いことを知りたじろいでしまった。拒否っている自治体もあるとかで、事前に調べておかないと遺族に迷惑をかけそうだ。その他はネットニュース的なトピックを散りばめてあるばかりで刺さるものは少なかったが、一部至高の蘊蓄あり。「彼岸に供える菓子について、おはぎは萩で秋の彼岸、ぼたもちは牡丹で春の彼岸」「忌中は遺族が身を慎む期間、喪中は故人を偲ぶ期間」「遺言は一般的には”ゆいごん”だが、法的には”いごん”が正しい」など良し。2020/07/24
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