内容説明
ハーバード数学科を卒業後、仲間と創業した世界最大級の出会いサイト。そこから生み出された膨大なビッグデータから、普段は決して明かされることのない願望、恋愛、性的指向、容姿、偏見、アイデンティティ……本当のあなた自身が見つかる! ニューヨークタイムズをはじめ、全米メディアが絶賛する世界的ベストセラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
35
ハーバード大学、出会い系サイトとつながれば興味がわく。この出会い系サイトでは、政治信条(共和党か民主党か)が、キリスト教徒か無神論者かという事以上に重要とのこと。本の内容は表面的で特に言う事はないが、NSAにリクルートされる数学の天才の話が一番興味深い。2016/10/10
Kiyoshi Utsugi
25
邦題では日本人の読者の気を引くように「ハーバード数学科のデータサイエンティスト」と書かれてますが、この人はむしろ米国の出会い系サイトである「OkCupid」の創業者の一人として知られている人になります。 OkCupidは、既に2011年にIACに売却されており、クリスチャン・ラダーも2015年にはOkCupidを辞めています。 Dataclysmは、著者の造語で、旧約聖書に登場する洪水の神話「Kataklysmos」を元にして造ったとのことです。「データの洪水」ってことで、まさに現代の状況を表してます。2020/11/28
犬こ
19
著者が調査したビッグデータから読み取る全体傾向。全人種で結局は白人の好感度が最も高く、黒人が一番低い。バイトに雇うならば、顔が綺麗な方が通りやすい。等々、確かに残酷な現実です。全般的に期待していたものとはちょっと違っていましたが、参考にはなります。2017/05/12
Tenouji
13
ビッグデータの破壊的なところは「実際のところは、こんな様子でした」と現実を突きつけるところなんだよねw。2017/03/22
イノ
9
アメリカの出会い系サイトを運営する著者がビックデータを駆使して無意識に避けてる・気を使ってる所、人種差別や好みの年齢とかボキャブラリーとか赤裸々な現実が見れて面白い。 言うほど残酷に思えないのは、 日本では人種や宗教の差がなく実感できないせいだろう。 いろいろ分かって面白いが、それが役に立つかはまた別問題。2017/06/03