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内容説明
世界が震撼した英EU離脱の国民投票。経済学が冷徹に示す驚きのシナリオとは何か。ドイツの落日、「パナマ文書」の行方、「イベント資本主義」の本質から「円高の真実」まで、日本人がいま絶対に知るべきこと。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
28
イギリスのEU離脱表明直後(2016年)に書かれた本ですが、現在でも読む価値があります。EU離脱についてはイギリスがどうなるかを論じていることが多いと思いますが、この本では残されたEUがどうなるかを論じている点で読むに値すると思います。最近もドイツ銀行が人員整理しているニュースがありましたが、イギリスのEU離脱後にEU加盟国のどこが金融センターになるのかを考えるとEUの将来はかなり厳しいものになるのではないでしょうか?2019/08/08
Humbaba
4
世間で言われていることが、必ずしも正しい訳ではない。それぞれの人が自分たちの利益となるために発言していることも多々あるので、それに踊らされてしまうと判断を誤ってしまうこともある。世間の言葉を信じすぎずに、自分の頭で判断することが大切である。2016/09/30
ラムダ
1
経済学の観点からみると、EU離脱の感情的な反応は少し行き過ぎるということらしい。 不測の事態に備えておくのはリスク管理の点で大事なことかもしれません。2017/07/03
KJ.O
1
読後、EU離脱は必ずしも失敗とは思わなくなった。仮に、英国がEUから完全離脱した場合、英国からEU域内への輸出には5.3%(最恵国待遇)の関税が課される可能性が高い。これが輸出減少要因となるのが悲観論の根拠だ。一方、英国は、EU離脱により非EU国向け関税の5.3%を引き下げることも出来るようになる。英国のEU域内への輸出比率は約5割だから、米国、日本などとのFTAを推進して非EU向け輸出を増加させることも可能だ。主権を回復する一方で、EU離脱の影響を最小限に抑えるのは、これからの政策の舵取り次第だと思う。2017/02/17
taroyan
1
イギリスのEU離脱問題が今後どのような影響を及ぼすか?という注目の話題を著者の独自の視点と経済理論で読み解いていく内容に、納得のいく点が多々ある。マーケットからするとイギリスのEU離脱は単なるネタ(イベント)に過ぎず、それに右往左往し感情的に煽ってだけであって、冷静に考えればその悪影響を被るのはEU加盟国(特にドイツ)という分析も説得力があるし、あわせてタックスヘイブンとも絡めた分析が興味深い。最終章では為替変動の理論を過去の著書でも言及されているソロスチャートにも触れており中々興味深い一冊です。2016/08/07
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