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内容説明
累計200万部突破目前の、とある人気シリーズ。最新刊・第14巻の発売を12月に決めたものの、先生の原稿は遅れに遅れ……。果たして12月発売にまにあうのか?作家、画家、編集部、校閲や販売、印刷所、取次、書店などなど、本が書店に並ぶまでの人々の奮闘を描きます。4ヵ月におよぶ取材にもとづいた臨場感あふれる現場の姿。これを読んだら、あなたも本がつくりたくなっちゃうかも!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
51
とっても面白かったです。以前ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの本を読んだ時、ヤンソンは本の装丁からイラスト、要するに、この本で紹介されていた編集者、デザイナー、イラストレーターの仕事を全部1人でやらないと気が済まなかったとありました。その時は「へぇ〜」と思っただけでしたが、本当は大変な労力が必要だったのですね。特に驚いたのが本の中の挿絵を入れるページや内容を編集者が行うところでした。最後に「青い鳥文庫」と「青空文庫」を間違えて図書館予約していた事を白状します。「青空文庫」ができるまでも読んでみたいです。2016/04/13
はる
49
これはいいです。大人が読んでも十分楽しめます。熱血女性編集者を主人公にして、青い鳥文庫が出来るまでを描いたお仕事小説。本が店頭に飾られるまでの工程がかなり詳しく描かれて面白い!作家さんや編集者の名前は架空のものですが、各章ごとに実際に働いている人たちのコメントも紹介されています。それにしても、コンピュータ化されてかなり効率化されているとはいえ、かなりのハードワーク。昔はすべて人力でやっていたとは頭が下がります。おすすめ。2016/03/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介されていた本。青い鳥文庫に限らず本が出来るまでの過程を学べます。作家さんとの締め切りのやり取りなど知っている子が多いのでは?(笑)『 プロローグ 企画会議 / 第1章 「先生、しめきりがせまっています!」/ 第2章 「そこをなんとか! お願いします!」 / 第3章 印刷と製本。機械をあやつる匠のわざ! / 第4章 いよいよ最後の旅へ。ついに、書店の本棚へ!/ エピローグ サイン会 / おまけの話 』2021/01/01
退院した雨巫女。
13
《私-図書館》青い鳥文庫一冊ができるまで、かなりの手間と労力がかかっていることに、感動。ますます青い鳥文庫好きになりました。2017/02/28
MOKIZAN
10
(注:全く感想になってません)今でも多くの人達の手を経て、新刊が販売されることを再認識した。これに掛かる各経費は冊子の実販売収入を源資に賄われている。つまり、冊子の販売数が総じて上昇しないと、出版社は経費回収も、次の出版物への事前投資も出来なくなる道理。伸長する電子書籍では出版社マージンは微々たる額。して出版各社衰退後、電子書籍任せで、この国の文字文化の真っ当な運営、維持が出来るのでしょうか。電子書籍運営や、図書館の新刊扱いに見直しを求めている、株式会社新潮社の主張に対して、国は真剣に取り組むべきでは。2016/02/07