文春e-book<br> 海の家族

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文春e-book
海の家族

  • 著者名:石原慎太郎
  • 価格 ¥1,324(本体¥1,204)
  • 文藝春秋(2016/08発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163904887

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内容説明

死地から生還した人間たちのその後の運命とは

試合相手を殺めたキックボクサー。海難を生き延びた兄弟。特攻の生き残り。地獄を見て変容する人生を描く五篇。石原文学の新境地。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

100
石原慎太郎は、政治家として暇になったせいか著作が増えている気がします。今回は真っ当な短編小説集です。著者が書きたいテーマを選んでいるせいか、かなりバラエティに富んだ内容となっています。オススメは、ノワールの香りのする「ワイルドライフ」と、この時期に相応しい「特攻隊巡礼」です。一度、知覧に行くと憲法九条の改正なんて主張出来ない気がしますが・・・2016/08/16

そうたそ

33
★★☆☆☆ 良いのもあれば悪いのもありというような短編集。政治家をやめたことにより、作家らしさが戻ってきた感じがする。別に何の根拠もないのだが、政治家をやっていた頃はどうも作品に片手間感が感じられたのだが、この作品集の一部の作品には良かった頃の石原慎太郎が戻ってきているように思う。最初の二編「ワイルドライフ」「海の家族」と、最後の「特攻隊巡礼」は良かった。後は個人的にはどうでもいい程度のものだったが。最初の二編は特に、今の作家石原慎太郎が改めて原点に立ち戻ったような作品に思えてすごく好印象。2016/09/26

りょうけん

7
※※※※面白い本なので時間を作って読みましょう(^o^) 小説作品というものは実に不思議なものです。この作品はあの作家が書いたものなのだと思って読んでいると、なんだかああそうかだからこういうお話なんだな面白いな、という具合に成ってしまうのです。 この本の作者の場合は特にそうですね。思い入れというか作家以外のをよく見聞きしているので、嗚呼こういう本を最近書いたんだ、という想いと共に読んでいます。面白い作品です。 5つの短編からなる本です。そしてそのどれもが限りなく切なくて哀しい物語なの2016/08/21

のっちん

6
石原作品初読みでした。こういう文章を書くんだぁ。仄暗く物悲しいのが続いて、もう少し明るいのも読んでみたくなる。でもこれはこれで面白かった。2016/08/30

石田 正直

6
ネガテイブな内容の作品のなかでも、(海の家族)は後味の悪いものだった。ただ、ヤマトタケル伝説、ある失踪など、少しほっとさせられる作品もあり、初めての石原作品としては読み応えがあった2016/08/03

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