内容説明
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太宰治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、森鴎外、中島敦、泉鏡花、江戸川乱歩……。今、話題の「文豪」たちの“聖地”を紹介するガイドブックが登場! 文豪たちが足しげく通ったレストランや、名作を執筆した宿、彼らの功績を今に伝える記念館や生家など、全国各地に残る「文豪ゆかりの地」を網羅した一冊です!■内容 【特集1】文豪たちのお気に入り 文豪たち御用達のグルメスポットと宿を紹介。 太宰が飲んだお酒や、芥川が好んだすき焼き、乱歩お気に入りのお饅頭など「食べてみたい」「行ってみたい」場所が目白押し!【特集2】文豪聖地おさんぽガイド おさんぽ&プチ旅行にぴったり! 4つの文豪聖地巡りコースを案内します!【スポットガイド】文豪聖地案内 文豪たちの生涯や代表作の解説はもちろん、ゆかりの地をたっぷりご案内。貴重な資料やゆかりの品が見られる場所ほか、無料で遊べるスポットも多数!【その他】イマドキ“文豪”作品ナビ 『文豪ストレイドッグス』ほか、文豪をフィーチャーした注目のアニメ、ゲーム、マンガ、ドラマCD作品を紹介。これぞまさに、「現実は小説より奇なり」……かも!? 彼らの名残を感じる“聖地”に触れてぜひ、文豪気分を味わってください!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
75
和の可愛らしい装丁に、『文豪聖地さんぽ』のタイトル。素敵すぎて何度もパラパラ眺めているところ。太宰治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、森鴎外、泉鏡花、江戸川乱歩など様々な文豪たちが愛した宿、食べ物、おやつ、文豪聖地おさんぽガイド、文学館ガイドなどがオールカラーで紹介されてます。文豪たちの足跡を訪ねながら生まれた作品たちに思いを馳せてみる…それはきっとたまらなく愛おしい時間になりそう。時は違えど彼らが確かに此処に居たことを感じるひとときは、きっと胸が高まりそう。日本近代文学館内にあるカフェにもいつか行ってみたいな。2016/07/23
あじ
55
文学界の高潔の士を、私たちは敬意を込め『文豪』と呼び称しているのでしょう。憧憬と畏怖を抱き作品と向き合う極上の一時は、禊の儀式を行う心持ちになります。本書は文豪たちの系譜を辿る、聖地への道標。御用達の甘味処、お食事処、心浸かった宿、石碑や文学館まで、その土地に飛べばすぐに散策できる内容です。芥川と荷風を虜にしたくず餅をいただき、谷根千を歩く文学コースは今月にも敢行しようと思う。17年新宿に開館する予定の「漱石山房」も要チェック。装丁よし、写真よし、レイアウトよし。文豪の元へ語らいに参りましょう。2016/09/05
井月 奎(いづき けい)
33
ぶらり歩いてくたびれたら団子を所望。空が高くなるにつれて散歩が私を誘います。鏡花殿、多くの美しい物語をありがとうございます。一葉様、もっと長生きされていればどれほどの物語を紡いだのでしょうか、わがことのように悔しいです。谷崎殿、女性賛歌まことに同感、さすがの筆力は私、伏して感謝をいたします。太宰殿、あなたが粗末にした命は一葉様がどれほど欲しがっていたのか……あれほどの物語を創れるのにあなた……芥川殿、鏡花殿を泣かせてイカンじゃありませんか。香る美文、もっと読ませていただきたかった。散歩は忙しいですなあ。2016/09/03
ぐうぐう
28
文豪にゆかりのある場所を紹介するガイドブック。冒頭には、文豪が愛した味、宿が掲載され、ツカミはバッチリ。タイトルに「さんぽ」とある通り、文豪めぐりができる地域を、都内に限らず、厳選している。谷根千は、何度か訪れたことのある場所。その昔、ミステリ好きの友人と、それこそガイドブックを見ながら団子坂を登ったよ。水月ホテル鴎外荘は、近代文学に造脂が深い当時付き合っていた恋人と行ったっけ。団子坂近くの森鴎外記念館にも寄った記憶がある。銀座の食べ歩きは、一度実践してみたいな。(つづく)2016/08/17
ロマンチッカーnao
27
最近はやりと言ってもいい聖地巡礼。この本はその文豪版です。文豪を訪ね、文豪ゆかりの地をめぐる。ファンにはたまらない時間です。でも・・この本に出てくる文豪たち(太宰治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、森鴎外、中島敦、泉鏡花、江戸川乱歩、樋口一葉)そして聖地は・・なんや・・ほとんど東京ばっかしやん・・(-_-;)関西版とか・・作って欲しいわぁ。。2016/10/21