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内容説明
英国のEU離脱は、危機の連鎖の始まるになる! 世界的「価格破壊」の時代/欧州「離脱ドミノ」は不可避/デフレで沈む中国、韓国/世界が頼る日本の資金力/金融、自動車業界大編成/日米が世界を牽引するなど、大激動期の先を読む著者渾身の世界予測、最新版。
英国のユーロからの離脱は今後の成り行きとして、残留に固執していたスコットランドも独立しEUに残ることになりそうである。そしてウェールズも独立することになり、島国イングランドだけが残り孤立する。そうなれば、スペインにも飛び火する。カタロニアが分離独立して、スペインは崩壊する。今後のギリシャ問題の再燃等もあり、EUは、分裂、崩壊の機運を高めることになる。第二次大戦後の強引な国境線の画定によって、強烈な不満を持っている国民はまだ多い。冷戦時代においても既成秩序によって過酷に統制され、各国、各地域の民衆の不平不満が抑圧されてきた経緯がある。確定された国境への異議、戦後処理の不徹底への不満が一気に噴出してくる可能性がある。まさに世界は「パンドラの箱」が開いた状態である。どんな欲求、願望が出てくるか、場合により敵意も、憎悪も噴出してくる可能性もある。(「はしがき」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
6
1)確かにデフレがずっと続くとは思うが、大戦争はないのか局地戦はあると思うのだが?2)中国は南シナ海、尖閣より、北朝鮮問題の方が深刻と。米中の暗黙の了解があり、5回目の核実験をしたら、中国が侵略と?本当にあるのだろうか??3)中国軍の体制改革は利権を温存させたから。4)日本経済の生命線はやはりアメリカ。5)ものよりサービスが売れる時代に。6)マイナス金利で、研究開発と新規事業。地銀はこれから厳しい時代に、生保、農協も。今いる25万人の銀行員が5000人以下にになる?う~そ~。ちょっと極端では。2016/10/04
ヴァン
4
定番の長谷川慶太郎の政治・経済予測本。2016年の夏の段階ですでにトランプ当選を予測している。いまは長期にわたるデフレの最中で、買い手市場、これは長く続くと断定し、なぜそうなるかというと、もはや世界戦争がないからだ、と明言する。戦争→インフレ、平和→デフレ、という構図である。他に予測本は多々あるが、長谷川慶太郎のものが一番信憑性がたかい。2018/06/14
つまお
2
戦争がなければインフレにならない。デフレ:買い手(個人)に天国、売り手(企業)に地獄。他がマネできないサービス力を持つ日本が有利。銀行の支店はなくなる。マイナス金利⇒弱小金融機関の再編。生保、農協の再編。日本の強み:農業、ロボット、センサー。ドローンによる配達で配送者は減る。2016/11/03
ナナミ
1
2016.8に出版のようだが、トランプさんの当選を予測している。わかりやすく今の状況を説明している。読みやすい。2017/01/13
shimbo
0
北朝鮮ついに5度目の核実験やってしまいましたが氏の言うとおりにはなりそうもないですね。でも、中国が北朝鮮をコントロールできていない現状が極めて危険なこと、本書を読んで改めて意識しました。おそろしや。2016/09/11