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内容説明
日本人の平均寿命は世界一で84歳。だが、長生きだけが我々の願いではない。実際、健康寿命は74歳。亡くなる前の10年も自立した生活が送れないのだ。大きな原因のひとつに認知症がある。認知症にはアルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性があり、特にアルツハイマー型が高い割合を占める。その要因は脳の萎縮や血管障害。それらの予防には「睡眠」「運動」「知的好奇心」の3つが重要だ。脳が生涯健康であるための習慣を、16万人の脳画像を見てきた著者が、脳の発達としくみからわかりやすく解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
13
加齢によって脳の機能は低下するが、食事・睡眠・運動の生活習慣を基礎とし、知的好奇心を発揮しコミュニケーションを維持すれば、脳の機能は向上する。とくに毎日の有酸素運動でBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やすように心がけたい。物事はいい面を探すようにしないと、ストレスの影響で脳機能がダウンしてしまう。意図して前向きな表現を使っていこう。2018/07/02
フクミミ
13
認知症におびえる本好きの方なら、今までにも同じような本を読んでいるだろうからあえて書きますが、そんな今までの本の要所をまとめたような内容です。生活習慣を見直す、有酸素運動をしましょう、趣味を持ちましょう等々。本自体はとても読み易いです。 特に幼児期から健康な脳を育てるやり方というのは興味がわきました。子供とお金と余裕があれば是非、やってみたいです。2016/10/09
Humbaba
6
どのような自分でありたいのかが明確であれば、それに近づくための努力ができる。そして、やり方さえわかっていればその努力は報われる可能性が高い。そのためにもやり方を学ぶことは必要である。ただ努力をするだけではうまくいかない可能性も高く折角の努力が無意味になってしまう。2016/10/20
サトシ人生サボらない隊
5
脳科学者が書いた脳にとっていいことが分かりやすく書かれています。認知症にならず健康脳でい続けるのは生きて行くうえで大切です。2025/05/03
豆狸
3
文字が大きいのに驚いた。大体のところをつかむ程度の内容。最後の章は幼児からの脳の鍛え方について。これはこの薄さにしては不要なのではないかと思う。2017/11/17