内容説明
名門自動車メーカーの看板車イーグルで、不可解なトラブルが発生、メーカーと損保会社の幹部同士がリコール隠しのため結託するが、その動きを暴力団が嗅ぎ付け割り込んでくる。三者に挟まれた事故車のユーザーや被害者はつぶされていく。損保の課長、黒岩は自社がリコール隠しに加担する動きを止めようとするが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hunadai
3
再読。自動車会社のリコール隠しの作品で面白い。池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」も同じくリコール隠しをテーマにしているが、「ザ・リコール」は加害者、被害者やメーカーのみならず損保会社や弁護士・暴力団等も登場していて、サスペンス調が色濃く様々な立場で書かれているので面白い。「空飛ぶタイヤ」もまた読もう。2014/03/05
k_jizo
2
★★★東松山の知ってる場所あたりの事故から物語は始まる。弁護士、ヤクザの交渉がリアル。池井戸さんの空飛ぶタイヤを彷彿もさせる内容。面白かった。2014/04/11
フッシー
1
ラストが微妙。2017/12/16
牛乳
1
自動車のリコールをめぐる、社内とその取引会社でのお話し。そこに暴力団が関わっていて、その関わり方がすごい。詳しい描写がない分、リアル。 情報とコンプライアンスって大事だな。2015/07/28
Toshiyuki Shana
1
空飛ぶタイヤとは違う面白さ。 しかし、男女の関係があまりにも急展開すぎるのと、エンディングが中途半端な感じ。 2013/11/01
