河出文庫<br> にっぽん藝人伝

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河出文庫
にっぽん藝人伝

  • 著者名:矢野誠一【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 河出書房新社(2016/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784309412276

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内容説明

米朝、三平、談志、小三治ら名人落語家からさまざまな色物さんまで、五十九家の藝達者の藝人気質と素顔を活写。藝人たちが最も輝いていた時代の藝の本質に迫る、日本演藝史の貴重な記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

61
現役で活躍している藝人・・・・・すでに亡くなってしまった藝人・・・どの藝人も懐かしい人であり、そして名人たちです。2016/03/11

gtn

21
漫才ブーム以前の1979年に発刊。キャラクター芸により駆逐された昔ながらの芸人の在りし日を偲ぶ。例えば、著者は星セントルイスについて「このふたり、舞台で呼吸があわないことに、開きなおっている」と新鮮がっているが、漫才ブームの大波を浴びた私には、「田園調布に家が建つ」というセリフや革ジャンにオープンシャツといういで立ちに虚構と古臭さを感じてしまった。二人は、後に解散し、相次いで他界してしまったが、今となっては惜しい。Wモアモアや京丸京平、ビックボーイズ等、いわゆる浅草芸人を目にする機会が増えることを祈る。2020/04/08

みや

9
スポーツニッポン紙に78年に連載された59人の藝人評。時は落語協会分裂騒動の直前、漫才ブーム前夜の演芸低迷期。2013年の文庫化の際に各藝人の「その後」が追記されていて、リアルタイムの評価と成れの果てを合わせて各3ページで概観できる。寄席育ちの著者だから、いきおい噺家や講談師が多く採り上げられていて、芬々たる昭和臭と当時の価値観も味わい深い。2022/03/08

せつお

7
冒頭に小三治師のことを書いていたのを思い出し 再読 「東京やなぎ句会」のメンバー(同人)だった矢野氏から見た小三治師の多趣味についてや落語や弟子に対する姿勢などがまさに「孤塁の落語家」ではなかったかと思う 私は小三治師が小さん門下ではなく、圓生師に入門していたら 四天王は 圓楽ではなく小三治師が世間的に呼ばれていたのではと思う (落語に対する姿勢が圓生師に似ていると思ったため)2021/10/19

かわくん

2
出張の行き帰りに読み終えた。私の年代でいえばリアルタイムでその藝を見た人、過去の人が混ざっている。そういえばこの人もいたなあと思い出す。記憶を記録にすることの大切さを教えてくれる本。特にこのような民衆文化のことについては、公式の記録など無いに等しいから、こんな本は貴重だと考える。2013/07/07

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