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内容説明
半玉(見習い芸者)と箱屋(芸者のお世話係)の禁断の恋。着物の知識も得られる”ロマンス&レトロ”ストーリー! 時は昭和4年浅草。東洋初の地下鉄が開業し人にも町にも活気があふれていた頃。華やかな花柳界の裏側に陰で支える人たちがいた。浅草の花柳界の窓口、「見番」で働く男性の事を箱屋と呼ぶ。彼らはマネージャーのように、時には家族のように、芸者たちのサポートをする。もちろん芸者と箱屋の間での恋愛はご法度だ。孝三は新米の箱屋、小梅は半玉三年目の芸者。じつはふたりは秘密の恋人同士だった。きっかけは小梅からだった。借金の形に花柳界に入った小梅は恋愛経験がなく、周りに孝三以外の若者がいない。恋愛経験を積めば芸にも幅が広がると考えてのことだった。もちろん小梅は将来旦那(金銭的支援をしてくれる贔屓の客)が付き、水揚(旦那と初めての肉体関係を持つこと)される身であるので、孝三との恋愛はごっこ遊びのようなものだ。しかし恋人関係を演じるうち、お互いに少しずつ惹かれてあっていき…。COMICリュエル連載中から「切なすぎる!」と話題を呼んだラブストーリー。みずから着付けもする著者だから描ける着物のディテールにも注目!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
22
漫画。舞台は戦前の浅草の花街。半玉さん箱屋さんの淡い恋。このあと戦争に進んでいくけれど、箱屋さんや半玉さんはどうなるのだろうと、メインストーリーとは関係ないことを考えてしまった。この巻であっけなく完結してまうので、色々残念。2020/05/17
てつ
11
見習い芸者と、その身の回りの世話をする箱屋の恋のお話。半玉と箱屋の恋はご法度な中、恋心が芽生えてしまう。秘めた恋。かなわぬ恋。純愛。ちょっと切ない。2017/10/15
チョビ
3
昭和の浅草での芸者の裏方にスポットを当てた漫画。その着眼点はいいのですが、時代考証が緩いのか、登場人物の心はあくまで平成の人々。男性が書いているのもあるのでしょうが、どうも心境の書きようが緩いんですよね。テーマが恋愛じゃなければそれでいいのですが…。2017/03/25
こころのかおり
2
第1部・完って一体…??このお話はもうこれですっきり終わったと云うか、これ以上先を読めても悶々としちゃいそうなので、次は別の芸者さんのお話だと良いな。小梅の旦那は本当は一目で気に入ったこと、どうして云わないんだろう。素直になれば小梅の気持ちも違ってくると思うのに。2017/02/10
冬月 椿
2
半玉と箱屋の秘めやかな恋のお話。一冊完結で大きな展開もないんだけど、その分全体的に丁寧な感じがして好きだな。着物とか細かく描かれていて、作者さんの好き加減が分かるのも良かった。2016/10/15