内容説明
実用性のみならず、見た目の美しさも兼ね備えた
Made in Japanはますます進化を遂げ、世界中から注目を集めています。
そして、それらのルーツを語るときに欠かせないのが「民藝」というものの存在です。
本書は、手仕事フォーラムの代表であり鎌倉の民藝店「もやい工藝」の店主でもあった
故・久野恵一さんによって、雑誌『Discover Japan』誌上で7年間にわたり連載された
「残したい日本の手仕事」を加筆・修正し、新たな取材記事を加えて編集したものです。
日本各地の民藝品を知り尽くした久野さん自らが選んだ、
永遠に残したい33の手仕事とそれらに携わる職人の物語。
本書を通して、モノづくり大国ニッポンのルーツに触れてください。
※デジタル版は、紙の書籍とは内容が一部異なり、表紙画像や目次に掲載している記事、画像、広告、付録が含まれない場合があります。また、本誌掲載の情報は、原則として奥付に表記している発行時のものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
21
手仕事。とても、素晴らしい言葉。言霊が宿る言葉。ここにあるのは、伝統を超え、芸術品でもあると思う。使い込まれ、時代の要請に合わせて、絶えず変化もしてきている。一方で、これまにない視点で使われることも。伝統は革新の連続という言葉どおり。ただ、伝統が途絶える危険も迫っている。2018/10/14
Sakie
16
手仕事の写真を眺めて惚れ惚れするのはもちろん、文章の読みどころも多くて、それぞれの物語の深さに感じ入る。本来はある地域において生活や生業からくる需要があって、身近に手に入る素材によって、用途に合わせたかたちで、「つくる」と「つかう」の循環が成り立っていたものが、需給が崩れたために手仕事そのものが消えていっている。カゴやザル、箕。編組品と括ると知る。無くすには惜しいそれらを繋ぎたい。でもどう使っていいかわからない。かといって家の装飾として飾るのは違うと思う。理解を深めた今をきっかけに、一歩踏み込みたい。2021/11/23
猿田彦
8
鎌倉の「もやい工藝」の店主、故久野恵一さんがほれ込んだ日本の手工芸品を取材したもの。どの作品にも聞き取った編集者の思いがあり、びっしり細かい字が並ぶので読みたい気持ちもあったが、諦めて写真だけを眺めた。どれもため息が出るほどに美しい作品ばかりだ。以前は自身の生活道具であったものが今はデパートの物産展に並ぶまでに昇格されている作品たち。奮発して手に入れても、汚れたらすぐ洗い乾かすなど、丁寧な扱いが必要でうまく使いこなせないだろうと思わないでもない。2021/11/21
ちはや
8
竹籠のやつ、ほしい!籠とかカバンとか味がある。問題は金額(お高いんでしょー?)と置き場だ(笑)2018/11/07
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