内容説明
「自分を大切にしてください。ほかの人も大切にすることができます」--。2015年夏、「24時間テレビ」で大反響を呼んだ著者が、生い立ちからこれまでの人生を辿りながら、好きなアニメや本、友だち、学校や病院、テレビ出演などを通して感じたこと、気づいたことについて赤裸々に語る。素朴でシンプルな言葉の数々が胸に刺さる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
105
水卜アナが好きな倫太郎くん。あなたと、貴方の家族は凄いね!生き方に迷ったら、彼を思い出すと良い。彼はハンディキャップと病をマイナスに捉えてはいない。彼の明るい前向きさが良い。『手術で出来た傷は金メダル』と言う倫太郎君、この本は自分の言葉で伝えていると感じた。子どもだけじゃなく大人もこの本から多くの事を学ぶだろう。読後は彼の少しはにかみつつも溢れ出す言葉と笑顔を想像した。彼の今後の成長を見守って行きたいと思った。そして、かける言葉はやっぱり・・「よっ、倫太郎師匠」だ!2016/08/30
ちょびねこ
4
「手術でできた傷は金メダルと同じようなもの、頑張った証」手術を躊躇う人を後押ししてくれるような言葉ですね。弟さんが生まれてオムツを換えたり、離乳食を作って食べさせてあげたり、何て優しい子なのでしょう。子どもでも一人前に扱う等、倫太郎君のご両親も素晴らしい方なのだと思いました。長男は下の子をイジメてばかりいました。今は仲良しですが(^_^;)。先生方も素晴らしい方ばかり、からかいはイジメに発展する事が多いと早目に対処して下さったり。しっかりした美人が大好きな倫太郎君にステキな女性が現れますように(^-^)2016/09/17
桜咲
2
ハンディキャップと病気を持ち、生まれた時から手術、入退院を繰り返してきた倫太郎くん。美人センサーをもち、女の子を傷つける事を許さない倫太郎くん。考え方、語彙力、とても敵わない。正義の味方、スーパーヒーローです。ご家族も素晴らしい。もう会えないと思うと本当に残念です。2025/05/01
いずとも
2
先天性の心疾患を持つ少年が、自分自身の生い立ちを時にユーモラスに語るエッセイ。壮絶な手術や治療を重ねてきたはずなのに、生きていくことに困難を覚えるはずなのに、とにかく明るく前向き。「ぼくは、モテないが、自分に自信満々なので、キャラ替えはしない。」こんなことなかなか言えない。調べると18歳でこの世を去ったという倫太郎さん。悔いはきっとなかったことだろう。2020/11/03
らむし
2
こういったエッセイは体験している本人にしか書けない。テレビで取り上げられると、本人はチヤホヤされたり有名になる事を本人は理解していて天狗になっていないのが面白い。 自分もそうだが、アニメやヒーローに人生の楽しい生き方を教わっているのは、世代とわずなんかな。2018/01/28