内容説明
縁側でお茶をすすっていた昔の老人像はもう古い。これからの時代は、新しい価値観や考え方を持つ、かっこいい「新老人」! 『島耕作』シリーズ、『黄昏流星群』シリーズの人気漫画家・弘兼憲史による「年をとったら他人から嫌われないようにしろ!」「熟年夫婦円満の秘訣は一緒にいないこと」などポジティブに老後生活を楽しく暮らす生き方の指南書。作家・北方謙三とのスペシャル対談「男たちよ、元気を出せ!」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
28
男の老後の指南書ともいうべき著者の本をいくつも読んでいるが、この作品も然り、内容は似たり寄ったりで目新しさはない。そんな中で少し参考になったのは、~適当に息を抜く「まあ、いいか」の精神で~の項。早期リタイヤし、心身ともにサラリーマンのしがらみから解放されたのは2年前。しかし、日々の暮らしの中でも小さなストレスはついてくる。我が身に当てはめると、肩の力を抜く「まあ、いいか」の言葉が分かっていてもぐさりとくる。巻末の北方健三氏との対談も面白い。男はいくつになっても色気が必要、枯れてはいけない…なるほど。 2022/12/19
klu
13
北方謙三氏との対談が面白い! 風呂で体を立って洗うというのは斬新でしたネ!2017/07/22
4丁目の父ちゃん
10
老後の一般論、と言うか考え方は人それぞれ、対象者の小生、流し読み。ただ今の世の中、お金のかからない趣味がなければ楽しい老後を送れない。人様にご迷惑かけない様、これからの老後を生きて行きたい、と思うこの頃。2021/07/28
鬼平
8
逆らわず、いつもニコニコ、従わず。「おおらかに、そして、したたかに」という生き方。いいですね。露骨にはならないようにしないとね。2018/08/27
よし
7
「新人類」と対比してつけた標題「新老人」のネーミングはいいえて妙!昔の老人とあらゆる意味で違っている。ここから弘兼氏のユニークな人生訓が読みとられる。例えば・・「 「人間 あきらめが肝心だ」・・あきらめるとは、過去を振り返らないことでもあります。あきらめるとは、究極のプラス思考なのです。」などなど・・読んでいて、ちょっと道は拓かれていく気分にさせる。2017/03/09