新潮新書<br> デジタル食品の恐怖

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新潮新書
デジタル食品の恐怖

  • 著者名:高橋五郎【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥539(本体¥490)
  • 新潮社(2016/07発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106106750

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内容説明

無数の「部品」を組み合わせて作られる現代の加工食品は事実上、スマホと同じ「デジタル製品」である。「産地不明」「成分不明」「正体不明」の「デジタル食品」に、カドミウムや水銀などの重金属、残留農薬、過剰な旨味成分や塩分などがどれだけ含まれているか、その実態を把握するのは不可能に近い。現代の食品が構造的に抱える問題点を指摘し、あわせて消費者が取り得る対策も伝授する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちんれん

11
恩師の本読了。プライマリ-食品、モジュール食品、デジタル食品。分類するのは難しいが、いかに原産国、原材料がわかりにくくなっているか。デジタルデバイスのように細分化された部品の組み合わせで、作られた消費者から分からない物を口にしているかが書かれていた。2016/07/31

詩音

3
得たいの知れないものを大量に組み合わせて食品を作っていく現実。原産国どころか、キャリーオーバーによって、何が入っているかわからない現実。かつて、中毒的に通った中華の店は、いわゆるウェイパァーがドカンと置いてあった。ちなみに、家でそれを使って料理したら同じような味になって、愕然とした記憶が。結果、通わなくなったけど、10年近く毎週のようにあれを食べていたのかと思うと、ある意味怖い。2016/08/05

あきら

2
いい歳になり、今までとは違う自分と向き合う今日この頃であるが「最近、好きな食べ物がお米になった」と言うと「やはり日本人はお米に還る。おいしいお米に勝るものはない」と続けて言う人がいるのは、いい事だと思いつつ、逆にそれ以外体がついていけなくなった、とも言う。買い物で食品表示をみると、あまりにも添加物が多くて、その文字を見ただけで幻滅する。今の日本で安心して食べられるものを探すのは至難の技だ。この本を読んで、なぜ最近自分はスーパーに行くとあんなに疲れるのか、がわかった。この本を絶望ではなく良心だと思いたい。2016/09/17

evanston

2
毎日口にする食べ物について、改めて見過ごしていた領域に関心を持ちました。モジュール食品やタイトルのデジタル食品の意味が分かりました。食品添加物、残留農薬、有害金属、化学調味料について、専門機関からの見解を 調べたいです。また、国により規制基準が異なることもわかり、日本にある食品は、衛生管理が徹底しているから安全だという概念は崩れました。輸入に頼る日本の関係行政は、企業や産業に甘く民間に厳しい政策を考え直し、本当に国民の側にある視点に立脚すべきだと思いました。ふと、大好きな練羊羹は大丈夫かと心配です。2016/08/15

nnnともろー

1
バランス良く食べるしかない。2016/09/03

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