「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり

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「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり

  • 著者名:秋山駿【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 講談社(2016/07発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062188036

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内容説明

日々の暮らしの中で「生」の現実とのかかわりを通じて、人間存在の内奥を探り、ただ純粋に考えてきた言葉で綴られた、ライフワーク長編エッセイ。本書のタイトルにある『「生」の日ばかり』とは、「生」の器を傾けて、日に一滴、二滴の、生の雫を汲むことからつけたもの。日々の探求を綴ったノートのタイトルでもある。2010年10月31日から2013年2月15日の絶筆までを収録。巻末に富岡幸一郎氏による解説を付す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OHNO Hiroshi

4
私とは何か? をずっと考察し続けていらっしゃったんだなと思う。影響を受けた。これからいろんな、秋山駿の本を呼んで、勉強したいと思う。これが遺作。奥さんの病気もあり、大変な毎日であったろう。人、それぞれ生き方は違うが、それぞれに寄り添った生活だったろうと思う。2021/07/02

パスティル

4
私とは何か,どこから来てどこへ行くのか。著者の遺作の作品。ノートに記した日記を中心に構成。東日本大震災をつぶさに見て、感じたことを思いのままに書き記している。老老介護の大変さ,その思いや生活感がにじみ出ている。また中原中也が好きだったようで,その詩は何度も登場する。自分一人だけの言葉,生の日ばかりが印象に残った。2014/06/15

takao

1
ふむ2019/09/24

林克也

1
秋山さんが言っているのは、人が生きること、そして死ぬことにどんな意味があるのか、俺はこんなふうに考えて生きてきたけれど、あなたはどうなの?これ読んでどう思う?ということなのかなあ。 この本を、どの深度まで読むことができたのかはっきりしないが、印象深かったのは、死ぬ方法としての飢餓、宗教というものの現れ、戦争について、東日本大震災へのまなざし。もうすこし時間をおいて再読することにした。 2015/06/26

tatakuma

0
一人の人間“私”が生きるということを眺め、“私”の発見や“私”に写る社会や世間といった色々をこぼさないように、丁寧にすくい取ろうと挑んだ記録という印象を持ちました。2014/09/28

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