内容説明
阪急ブレーブスの黄金時代を支えた天才剛速球投手の栄光、そして悲哀のノンフィクション。身長169cmから繰り出されるストレートは、160kmを超えた! その剛速球には、男の意志が込められていた。野球が最も輝いていた時代、ひときわ輝く彼のピッチングにファンは痺れ、そのスピードは記憶に焼き付いた。――男の名は、山口高志。伝説がいま甦る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
23
球界に残る伝説の速球投手のひとり。球速は大学時代が最速と書いてある。み、見てみたかった。荒れ球とスピードボールの組み合わせに勝手に平松投手を重ねてみた。2017/08/27
glaciers courtesy
10
僕はファンだから良いけど、この本は山口高志を知らない人、もしくは関大OBやブレーブス・ファン以外の人にとって面白いのかね。キャリア上のドラマは描かれているが、それ以外のこれまでは知られていなかった影のドラマが紹介されることはない。一つには、著者が山口高志と近すぎるのである。あとがきで、山口に食事を日常的に奢って貰っているという話があるが、取材者と取材対象の距離としてはあまり適切なものではないだろう。そんな訳で、山口は日本プロ野球史上最も球速が早かった、とにかく人格者であるという話に終始してしまうのである。2019/08/11
スズツキ
6
伝説と化した「160キロ投手」山口高志の半生を色々な人物のインタビューを交えながら綴った評伝。後世には全く伝わってこなかったものが多いだけに参考になる。ただデータをもとに山口を分析するとどうにもつらい点が多々あるのは悲しいところ。「球が全く見えない」「打球が外野まで来ない」という話は山ほどあるが、プロでの奪三振率は6~7ほど。うーむ、どうにも分析が難しい投手である。2016/10/28
Jun Shino
3
輝いた時期は短い。しかし記憶に残る豪速球。あのころの阪急はホントに強かった。 阪急ブレーブスに1975年から82年まで在籍した剛球投手、山口高志。大学生時代は160キロは出ていたのでは、というくらい速かったという。折々の出来事について、山口から聞いた短い一言とともに綴られる。滲み出るのは、良き人柄だ。そういう構成にして、伝えたいことを分かりやすく出している。 ちょっと記録偏重な感じや、切り口がまっすぐ過ぎるところ、新聞表記の野球用語(「左越え」とか)なんかはんーと思うが、全体として楽しめた本だった。 2017/11/29
spike
3
懐かしい。周りの男子より少し遅く中学生になってから野球好きになった時からしばらくは阪急黄金時代だった記憶があります。彼の全盛期を知ってるのは40代後半以上ですよね。現役引退していくつになっても武骨にしかも努力を惜しまない姿は学びたいところが多いです。2016/08/13
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