内容説明
誰も知らない日本の空港の真実! 航空管制や空港経営の実務に携わった異色のキャリアを持つ著者が、日本の空港はどのような仕組みで成り立っているのか、どういうビジネス構造になっているのか、そしてどんな問題があるのかを赤裸々に語り、どうすれば空港を健全な姿にできるかを考える。関空の経営改革、運営権売却に携わった著者が、体験とともに語り尽くします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はみだし
8
関西空港の体験について書かれた本。たまたま図書館で見つけた本だが、今からたずさわる業務にズバリあてはまる内容でびっくり。官側の視点がよく理解できました。2017/01/08
とりもり
3
「空港は誰が動かしているのか」というタイトルと内容がマッチしていない。実際に描かれているのは、著者が経験した関空民営化を通じて得られた「空港はリスクを取った民間が動かすべき」というフィロソフィー。それはそれで面白かったが、日本に純然たるノンリコースローンは存在しないかごとき記載は意味不明。たった一件の経験(しかも空港運営権のコンセッションという特殊案件)だけ見て決めつけるのは、あまりに暴論と言わざるを得ない。そうした欠点はあるが、全体的には良い本。★★★☆☆2016/08/05
華形 満
3
期待したよりも専門的なビジネス書と言うべき内容で、正直半分くらいしか理解出来ず。ただ、インフラビジネスは必要不可欠であり、行政と民間がどう調和して運営して行くか?JALとはまた違った民間主導の運営が試されるのであろう。2016/06/16
Kentaro
2
ダイジェスト版からの要約 ほとんどの空港は国か自治体が「設置管理者」となっており、ターミナルビルや貨物施設は、第三セクターが、土地を借りて整備・運営するという方式をとっていた。設置管理者は、着陸料を中心に、エアラインから航空機の運航に関する料金を徴収し、空港の敷地全体を管理し、ターミナルビル会社のほか、航空管制、入管・税関・検疫などの国の事務所、エアラインが整備する格納庫や貨物取扱施設などに土地を貸し、これらの土地貸付料を得ている。空港の収益構造は、単純な不動産賃貸業と言え、改善の余地が満載の構造である。2018/04/11
tomtom
2
同期が書いた二冊目の本。空港は誰が動かしているのか、というより、空港は誰が動かすべきかという、従来行政が担ってきた公共インフラの運営に関する価値観の転換を呼びかける提言書である。書かれているのは空港の歴史や経緯ではなく、政策立案や経営に共通するテクニックで高度な内容だった。戦後70年を経て何か新しいことをやろうとすればほぼ100%既存の何かに悪影響があるというリスクを覚悟せねば、「日本には活用すべき民間活力はあるのか」(いや、ない)という著者の懸念が彼のこのプロジェクト後の進路を決めたのだろう。ご活躍を。2016/06/27




