内容説明
若い女性と燃えあがるような情交を愉しむ。妻の体の奥底まで追求する。男は会社を退き、都市と故郷を往復する気ままな暮しをおくっていた。或る日、河内亜紀と出会う。どこか謎めく女。その躯に惹かれ、逢瀬を重ねた。自宅には、ビジネスの世界で活躍する妻・治子が待つ。彼女も、夫に応じ、開かれてゆく。田園と都会、愛人と妻の間を揺れ動く日々。そして、一片の疑惑。渾身の長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
88
男ってこの手の小説が時々読みたくなるなあ。題名から藤田宜永ばりの不倫系の痴情物かと思ったら意外とドロドロしてないな。エッチ部分も濃密な描写な割にエロさはなぜか感じない。会社勤めが嫌になったのと岡山の実家の母親の看病を理由に定年前にリタイヤした羨ましい男の話。嫁と若いブティック店員との情事があるけど、若い女の子とより美人な嫁さんとの性生活描写が羨ましいな。ブティック店員亜紀と同居の男との関係だったが最後まで謎だらけでよくわからなかったな。最後に男を踏み台にのしあがる亜紀のしたたかさだけが印象に残った。2016/01/05
背番号10@せばてん。
27
2001年11月12日読了。あらすじは忘却の彼方。ただただ、冒険小説作家という面影はなく、ほぼほぼ官能小説…という記憶だけは鮮明に。2001/11/12
にく9
21
これは、何だろ。ハードボイルド風官能小説、というにも中途半端な感じで、何が書きたかったのか。。やっぱり官能小説?薦めません。2014/12/29
たーくん
12
再読→→→若い女性と燃えあがるような情交を愉しむ。妻の体の奥底まで追求する。男は会社を退き、都市と故郷を往復する気ままな暮しをおくっていた。或る日、河内亜紀と出会う。どこか謎めく女。その躯に惹かれ、逢瀬を重ねた。自宅には、ビジネスの世界で活躍する妻・治子が待つ。彼女も、夫に応じ、開かれてゆく。田園と都会、愛人と妻の間を揺れ動く日々。そして、一片の疑惑。渾身の長編小説。 2019/02/19
rio
3
いくつかの伏線めいた事柄が置き忘れられた感あり。男は散々尽くして、女はそれを全て享受し、したたかに生きていくって事が描かれていた、っていう感想。2017/04/07
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