新潮文庫<br> メガバンク最終決戦

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新潮文庫
メガバンク最終決戦

  • 著者名:波多野聖【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2016/07発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101203614

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内容説明

日本最大のメガバンクであるTEFG銀行。ディーラーとして名を馳せた桂光義は専務の地位にいた。ある日、盤石なはずの銀行は国債暴落を機に巨大負債を抱え、一夜にして機能不全に。暴落した株に群がるハイエナの如き外資ファンドや混乱に乗じて巨利を貪ろうと暗躍する政財官の大物たち――。桂は総務部の二瓶正平と共に生き残りを懸けた死闘に挑む。『メガバンク絶滅戦争』改題。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

155
久しぶりに面白い銀行物の小説を読みました。かなりよく書いているのではないかと思われます。モデルの銀行はすぐにわかると思いますが、このような国債の下落というのはあながち未来のことではなく差し迫っているところまで来ているのではないかと思われます。税金はきちんととらないで延期するし、垂れ流しの財政政策ではどうしようもないですね。ここにはそのようなことは書いて無く、エンターテイメント的な感じで米のファンドと銀行内部の権力闘争をうまく描いています。「銭の戦争」も読みたくなりました。2016/08/15

小説を最初に書いた人にありがとう

99
やはり通勤電車で読むのは経済小説がいいですね。朝から仕事モードになります。この本は全体は経済だけど、ヒューマン要素もあり、ミステリー的な要素もあり、都市伝説的まで幅広い。発端は財閥系の銀行の頭取が合併前の名前を取り戻したいと言うくだらない理由から金融危機に。前半が緻密に丁寧に書かれていたが後半は少し荒く感じたな~。最後のホワイトナイトがまさか。やり過ぎかな。でも楽しめた。登場人物では桂専務・水野次官がかっこよかったかな。2016/07/16

ナミのママ

58
【男祭り@月イチ】『メガバンク絶滅戦争改題』ドラマを中途半端で観てしまったので本を手にしました。舞台となるメガバンクは三菱東京ufjがモデルでしょうか。ドラマではシリアスに感じましたが、読んでみると登場人物のつながりがあまりに物語すぎて、これはエンタメ作品なんだろうなと思います。金融ものは池井戸作品が強いのですが、これはこれで楽しめました。2017/06/19

Carlos

46
シリーズ作品。登場人物の相関関係がありすぎて後半展開が雑になった感はあるけど、楽しく読めました。2023/12/23

まつうら

44
前々から気になっていたが、ようやく読む機会を得た波多野作品。著者は元ディーラーだそうで、主人公の桂は著者の分身と思わせる凄腕の相場師だ。 ストーリーはなんだか盛りだくさんで、TEFGという合併銀行ならではの派閥争いに加えて、金融庁との駆け引き、さらに、M資金の名を借りた闇ファンドや田中角栄をモデルにしたらしい昭和の大宰相が登場し、複雑に絡まって進行していく。しかし、長銀売却の事件を取り上げるなら竹中平蔵をモデルにした人物にも出てきて欲しかった。経済小説というよりは、ミステリ仕立てで楽しめる一冊。2021/11/23

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