小学館文庫<br> 夏の果て

個数:1
紙書籍版価格
¥781
  • 電子書籍
  • Reader

小学館文庫
夏の果て

  • 著者名:岡康道【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 小学館(2016/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094063059

ファイル: /

内容説明

NHKBSドラマ化原作遂に文庫化(電子化)!

広告界のトップクリエイターが、父と子の30年に渡る相克を描いたあまりにも鮮烈な自伝的小説。
NHKBSプレミアムで2015年にオンエアされ、大きな話題となったドラマ『私は父が嫌いです』原作小説の文庫版が遂に電子化!
広告業界に身を置く僕は、東京オリンピックに沸く池袋に育った。事業に成功していたはずの父親は、19歳のとき5億円の負債を残し失踪してしまう。苦学しながら大学を卒業し、バブルまっただ中の大手広告代理店に入社し、百鬼夜行の業界を生き抜いていく僕。仕事は成功し賞も多数獲得する。しかしその裏に暗くまとわりつくのが父親の影だった……。失踪から30年後、父親と同い年になった僕は父親の行方を捜すことにした……。
父親の影にに翻弄される主人公の人生を縦軸に、生々しCM制作現場での戦いを横軸に描いた本格長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroshi Fukuhara

2
訃報に接して追悼の意味も込めて読了。幾分退屈な都立高校卒業までを我慢して読み進めて行くと、父親の失踪後から俄然面白くなる。弁護士とのやり取り、大学教授の温かい対応、今では考えられない広告代理店のバブルな雰囲気。解説の小田嶋隆先生の文章はやっぱり上手いなー。「なんだかこの読後感に既視感があるな」と感じて思い出したのは、幻冬舎創業者の見城徹。「自分を不利な状況に追い込んでから逆転する」という息苦しさが共通しているのか。2020/09/22

たべ

0
主人公の吉田は、広告会社に勤める。 仕事に楽しさを感じる一方、次第に自身が19歳の時に生き別れた父親のことを想うようになる。 だが父親とは馬が合わないことが多かった。 父親は何者なのか、息子である吉田もよくわからない。 広告の仕事の話は面白い。2017/05/26

0
読みやすいけど特にこれといった感想が出ないのは、私が勝手にミステリーめいた小説を期待してしまっていたからです。そしてそれはとんでもない勘違いでした。これは広告業界では有名なお方の自伝的小説でした。買う前によく確認しなかった私が悪いのです。。2016/09/12

Daisuke Wakabayashi

0
クリエイティブディレクター、CMプランナーの岡康道氏の自伝小説。物語の盛り上がりは少なく淡々と進んでいきます。バブルの頃の華やかな広告業界の裏側が垣間見えて興味深く読めました。2016/07/28

etsu

0
波乱な人生。実話と思しき物語にグイグイ引き込まれた閉まった。 冷めたところがある一方で、努力家で熱いところがある主人公。ずっと父親との確執を引きづっていたのが、彼の人格の何かを作っていた…という皮肉。親は選べない悲しさを感じた。2020/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11054246
  • ご注意事項