内容説明
あなたに求めるのは、慰めじゃない。大人の女性として、わたしを見て。
元モデルの母親が自殺し、チェルシーはマスコミに追われる。父親は娘を守るため、彼女をロンドンに送り出した。一家の古い友人である、弁護士のルーカスに託したのだ。「チェルシー! 本当にきみなのか?」19歳になった彼女に驚く彼の顔が、恥ずかしくて見られない。ルーカスは、幼いころからチェルシーにとって憧れの人だった。彼のペントハウスに身を寄せ、寝食をともにするようになるが、ルーカスはいつまでも彼女を子ども扱いしかしてくれない。わたしでは、あなたの恋人になれないの……?
■キャロル・モーティマーの“年の差ロマンス”をお贈りします。チェルシーの父親が彼女をルーカスに託したのは、彼が信頼する友人という以上の理由があって……。複数の恋模様が複雑に絡み合い、19歳のヒロインは大人の事情に翻弄されます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
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ファションデザイナーのチェルシーと、弁護士のルーカス。 母親の自殺で、ロンドンのルーカスの元へ。 気難しいルーカスと、ショックから立ち直れていないチェルシー。 チェルシーに翻弄され‥大人なルーカスが膝を折る!2019/06/11
Ogicch
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ダイアナ・パーマー『炎を消さないで』と似たような読後感。 かなり年上ヒーローと少女とも言っていいヒロイン。 ヒロインが熱を上げるのは分かるけども、いい年したおじさんが、 どっちつかずの態度には腹がたつ。 ヒロインを愛ゆえに突っぱねるのか、世間の常識や良識など 吹き飛ばしてでもモノにしてしまうのか、はっきりしてほしかった。 最終的に愛を告白するまでのヒーローの心の葛藤などが全然伝わらず。 2016/09/14