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内容説明
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ヒトの特異な行動様式は、遺伝子の変化の結果です。私たちが感情や要求と呼ぶものも、例外ではありません。
行動がどれだけ遺伝子によって決定されるかを探ることは、重要なテーマです。
本書は、現代の分子遺伝学が解明した行動する“本能”の正体に迫ります。
分子生物学や遺伝子研究が飛躍的に進んだことで、性差や個人差を生む遺伝子と、その影響を受けた行動様式の関係が明らかになりつつあります。
あなたの行動はどこまで遺伝するのか。
本書は、こうした最新の遺伝子研究の成果を取り上げていますが、その基礎となるこれまでの生物学の研究の流れを振り返り、どのように動物行動が明らかにされてきたかの歴史も概観します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なまずさん
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基礎知識が無いと理解しにくい本です。2016/01/24
てきとうくん(出荷)
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おもてたんと違う 最後らへんは知らないこといっぱい2014/03/15
なにがし
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神経細胞・遺伝物質の判明からDNAの複製など、分子遺伝学の歴史や仕組みなどがずっと続き、本題(?)はいつ出てくるのだろうという感じ。最後の30ページほどのショウジョウバエに関する行動-遺伝の話は興味深かったが(図らずも自分の研究テーマに関連のあるトピックであった)、頭が大きかった割りにストンとお話が終わってしまった。2012/12/19
no_sense
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行動遺伝学の研究者が書いた本。構成は大まかに歴史→神経とDNAの基礎→行動と遺伝。第6、7章は全然知らなかったことが多く、興味深かった。しかし、詳しい人も詳しくない人も歴史や基礎の解説で飽きそう。なぜ極力写真じゃなくて絵で説明しているのかわからない。さらに図も論文からそのまま持ってきたみたいでわかりにくいものがあった。2010/04/27
まえの
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短いながらも、神経系を中心に、動物の行動とその背後にあるメカニズムを解説してくれる本。研究の歴史的な経緯を踏まえつつ説明されるので、各分野の繋がりが分かりやすいのが助かる。2022/08/05