内容説明
小さな黒ねこルドルフの成長を描く不朽の名作児童文学シリーズの第2巻。30年近くにわたって、累計100万部のロングセラーとなり、子どもたちに愛されてきました。2016年8月には、超大型フル3DCGアニメーション映画として公開も決定。その深い人生哲学とユーモアは、大人が読んでも十分に楽しめるものです。「なつかしい!」という人も、再読してみると新しい発見があるかもしれません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
103
再読。やっぱりイッパイアッテナは私の好きなイッパイアッテナだった!ルドルフがリエちゃんの顔を見ずに去るところは私の胸も切なくて・・(泣)でも、これでもいいんだ!そして一回り逞しくなったルドルフに心からのエールを!これが『生きるちから』なのだなぁ・・『ノラねこのほこり』嗚呼、良いね~!都知事選で物議を醸し出しているどこぞの誰かに聞かせてやりたいよ。え~貴方にはありますかってね!児童文学と侮る無かれ。未読の方にもお薦めの作品でした。2016/07/09
ふう
73
イッパイアッテナと出会ってからのルドルフの成長ぶりがすばらしいですね。知識だけではなく「考える」ことを学んで、相手の気持ちを思いやったり、自分が身を引くことでみんなが幸せになれるのならと行動したり…。もともとそういう光るものがルドルフにあったから、イッパイアッテナと仲良くなれたのかもしれません。イッパイアッテナと以前の飼い主の関係もすてき。猫にとって一番幸せな生き方が待っていました。安心して、映画に行けます^^。2016/08/12
papako
66
続いて。いや〜、イッパイアッテナ=タイガーが健気すぎる。日野さんに再会するシーンはイッパイアッテナが小さな子猫に思えた。デビルも仲良くなったし、仲間が増えてる!岐阜に帰ったルドルフには辛い現実が待っていた。それでも前向きに生きようとするルドルフを応援したくなる『ぼくの名まえは、いっぱいあってな…』残りも早く文庫化されないかなぁ。2017/05/21
にいにい
56
ルドルフシリーズ2作目。ルドルフの成長が目覚しい。岐阜での出来事は、イッパイアッテナと同じで、予想は出来たけど。文字が読めることは、いける世界が広がるんだ。独り立ちの冒険にワクワク。デビルの事情も納得。安全で、食事にも困らない生活にも悩みは尽きない。ユーモアのなかに、哲学を潜ませるこのシリーズいいなあ~。2016/06/29
菜穂子
55
ルドルフの成長ぶりを見ることが出来た続編。イッパイアッテナと元飼い主との感動の再会。一方、ルドルフと飼い主との再会は悲しいけれど、また一回りルドルフを成長させてくれた。待っている仲間がいるっていいよね。2021/07/22