内容説明
これまで別々に生きてきた三人姉妹は、反発や緊張を内にはらみながらも次第に打ち解けていった。そして、テスは牧場主で弁護士のネイトと、リリーはウィラの異父兄アダムと、ウィラは幼なじみのベンと、愛を育んでいく。だが、妻を虐待したかどでリリーと離婚させられた前夫のジェシーは、もう一度リリーを取り戻そうと忍び寄っていた。残虐な殺害事件はその後も続き、牧場に平和が戻ることを誰もが望んでいたが…。時とともに絆を深め、それぞれに幸せをつかんでいく姉妹の姿をいきいきと描く、ロマンス小説の傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みみずく
23
モンタナの季節が移り変わる中、三姉妹たちもお互いに理解を深め合う。中でも飾り気のない末妹のウィラを磨き上げる垢抜けた長姉テスとその二人を温かく見守る次姉リリーの様子が微笑ましい。一方、連続惨殺事件の行く末とリリーの前夫の動向も気になりハラハラさせられる。サスペンスの盛り上がりもさることながら、ロマンス部分もさすが「ロマンスの女王」だなぁと感じた。ベッドシーンの描写に辟易としなくもなかったけどドロドロはしてないし皆気持ちに正直なだけだから楽しめた。映像で連続ドラマとしても見てみたい。綺麗だろうな。2015/02/27
あすか
12
☆4.52018/08/11
Satiko Mediocre
7
圧巻の一言。ノーラ ロバーツはとても色彩豊かな表現力であり、ゾクゾクするようなサスペンスも書ける。すごすぎ。下巻では三姉妹のガールズトークが楽しかったです。厳しい冬を乗り越えて芽吹く絆は温かく、とてもホッコリです。 やり過ぎ姉達の指導と、ベンのタジタジにもホッコリ。ベンとウィラのロマンスが個人的には一番好きです。頭の皮を剥いで、髪の毛集める犯人、、ノーラの発想ってすごい(^_^.) 2016/01/12
Chilu
6
キャラクタが全然違う三姉妹が徐々に仲良くなっていく様が羨ましい。世の中良い人ばかりなんだなぁとか思ってしまう。ストーリーとしては想像通りなんだけど購読感がすごく良い人お話✨2019/02/09
ととめ
1
サスペンス部分は、途中で「あ、こいつ犯人か?実は〇〇〇とか?」と予想出来てしまったのが残念。姉妹の仲が深まって、仲良しな感じが微笑ましかった。次女がキレて、しっかり者の部分が現れて良かった。三女も意識的にヒーローを翻弄したりして、可愛かった。長女のツンデレっぷりも愛らしかった。ロマンスものの上下巻は初めてだったけど、面白かった!2016/06/07