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内容説明
いま世界各地で中国の存在感が大きくなっている。確かにマンパワーやカネの力では日本はこの大国に太刀打ちできない。しかし日本人には日本人ならではの「個人力」がある。きめ細やかさ、誠実さ、相手を真剣に思う心持……。そのような「強さ」を発揮して、発展途上国で地に足がついた地域貢献を行っている日本人が確かにいる。マーシャル諸島で水問題に取り組むショップマネージャー、元ソニーでいまは南アフリカで移動図書館を走らせる男、一筋縄ではいかないインド人たちの心をがっちりつかむ男……日本人ビジネスパーソン(元会社員を含む)の強さに迫る。[目次より]●マーシャル諸島――金物屋のオヤジが環境問題と闘う/●南アフリカ――元ソニー、いまは子どもたちに本を届ける/●日本の技術でケニアを伸ばす/●タンザニアの大統領を山形に呼んだ男/●インドで歌うビジネスマン/●バングラデシュで貧困と闘う/●嫌日嫌韓を超えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
2
インフラ等の整備やソフトパワー的関与だけで、ここまでの支持を得たわけではないことが確認できた。本文中の、先人たちの財産を食いつぶしているのではないか?という指摘には素直に同意。2016/07/26
unamaster
1
国際開発、国際ボランティア関係。海外、特に開発が遅れている国における日本人ビジネスマンの活躍を集めている。紹介されているどの人にも共通していることは、様々方法は異なっていますが、その国の人にどう信用されるかがキーになっていることと、現地の人が不幸せではないと口を揃えて言っています。「豊かだ」「生命力があり力強い」「誰もがいい人」等々、何回も騙されたり痛い目にあってもそう言うのはなぜだろう?本書では愛情だと言っているが、、、。2017/05/15
Humbaba
1
相手が信用できるかどうかは、その人の役職からだけでは判断できない。一緒に行動をして、それの成果が期待する、あるいはそれを越えるものであるからこそ信用される。最初の入口はそれとは無関係な他の日本人の評価だったかもしれないが、それだけでは今までの遺産を食い潰すだけでしばらくすれば関係は変わってしまう。2016/10/05
くらーく
1
日本人がと言うが、結局は個人であり、その人がたまたま日本人だった。。 でも、人格を作るのは風土も関与するし、というところかなあ。勤勉性だったり、責任感だったり。 一部を取り上げて、日本人とくくるのはどうかと思うけど、こういう人がいるという事は知っていて欲しいかな。2016/10/08
Go_with_twill
0
最近、国内メディアで「日本すごい!」みたいな取り上げが多い気がするので、気になって読んだ一冊。結局は個人というのが印象。しかも、著者の続柄がいわゆる日本でよく知られている商社勤めの人が多く取り上げられているので、誰でもできる、ではなく適応する能力がある人ができたという印象を強く持ちました。それでも、いろいろな国や地域で日本をバックグラウンドとする人が活躍するのは嬉しいことですね。2016/11/01
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