内容説明
NHK高校講座「世界史」(ラジオ・TV)の講師を10年以上務めた著者が、世界史の全体像をビジュアルに解説!
空間の広がりのある世界史は、各国史を個別に見ていくだけでは理解できません。そこで巻頭口絵では、世界史の大きな枠組みの推移を俯瞰できるようにしました。
そして本文では、すべての項目に図解を入れて解説。イメージしにくい地理関係や歴史の流れ、出来事の推移が手にとるようにわかり、世界史の流れがすっきり理解できます!
また、項目読み切り式なので、順番に歴史を追っていくもよし、気になった項目を拾い読みするもよし、どこから読んでも楽しめます。項目数は130以上に及び、読みごたえも十分です。
高校生、受験生だけでなく、ビジネスマン、熟年層向けの読み物としてもオススメです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわかみ
7
都立高の進学校で教鞭をとっていた先生による社会人向けの世界史。一人の手になる世界史というのは個人の史観が強く出がちだが、著者は本書以外にも類似の著書をものしてきたので定評があるのだろう。バランスのよい内容だと思う。学校の世界史と同様に各地域の文明が、国民国家を樹立した近代ヨーロッパによって統合され、世界大戦−植民地独立−冷戦を経て、グローバル化と地域紛争が同時に進行してきた推移を描いている。高校の先生らしいトリビアな知識と板書のような図式が散りばめられて読みやすい。ただし、最後の改訂は2008年。2025/08/12
futabakouji2
7
コンパクトにまとめられているので、頭を整理するにはもってこいの本と再発見。 図説で2ページごとに説明しているので、なにか疑問が湧いたら読む本。2019/02/08
futabakouji2
5
世界全史の方がいいだろう。何故って新しいことと復習がしやすいから。2018/09/09
白義
5
図解付見開き二ページによる定番の構成で世界史の流れを解説するも、構成と扱う範囲のすり合わせがやや裏目に出たか、記述がちょっとこなれてないかも?しかしイスラム・ネットワークの著者だけあって、交易と流通による文明ネットワークから世界史を流動的に捉えていて、安定感と安心感は十分。東洋がやや物足りないが中東の世紀、ヨーロッパの世紀の流れはつかめた。近現代はこの程度は通読しないと必至な感じがする。このシリーズの常に漏れずいい入門書だった2012/12/09
けん
4
内容はアグレッシブ。「プロテスタンティズムが資本主義を駆動する原動力となった」とか、それ通説でしたっけ?というのがチラホラ。まあ面白いんだけど、受験生にはオススメしない。五賢帝すら押さえてないし、フランス革命も大雑把に書かれてます。丸暗記してもセンター7割すら怪しいと思う。でも概要を楽しみながら目的でならいいと思う。2010/05/15
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