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内容説明
日本、唐、天竺が三国といわれた室町時代。西欧列強と対峙していた幕末志士達の世界観。
日本人の世界認識を形成する上で大きな影響を与え、明治時代にベストセラーとなった『輿地誌略』など。
古代・中世から戦国、江戸、幕末・維新、近代まで。
それぞれの時代において、日本人が世界をどのようにとらえていたのか。
またそれが世界の実情と比して、はたして本当に正しかったのか。
海を渡った日本人が命懸けで伝えたことや、漂流民が偶然に知り得たこと、
日本を訪れた外国人によってもたらされた最新知識をきっかけに、変化していく日本の姿が明らかになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TheWho
18
島国であり、かつ有史以来綿々と歴史・文化を途絶える事無く継承している日本にとって、日本以外の世界との係わり合いを当時の日本人から観た影響を言及する一冊。日本史の変遷の中で、日本人は世界をどのように解釈したかを古代・中世に海を渡った日本人や欧州人が来航した戦国期、江戸期の鎖国時代、幕末維新期の世界観、そして明治期から先の大戦迄の解釈の変遷を時系列に語っている。改めて日本史にインパクトを与えた世界を認識し、現在に繋がる世界観を考えさせられた一冊です。2016/04/29
ぷくらむくら
2
「井の中の蛙」というコトバが読んでる間、頭の中をふらついている。近代の奔流の様な外国文化の流入・ハワイへの移籍等でもがく日本民族の姿が愛おしい。2016/08/07
とどろ
0
古代から近代まで、海外について記述している文章を筆者が抜粋して、文章の内容や背景を解説した本。主題(タイトル)についてはあまり語られていないのでぼやけた印象の本ですが、読み物としては面白かったです。誤字脱字が多かったのは残念 2016/04/01
yuya
0
2回目2019/07/07