実業之日本社文庫<br> スーパーあずさ殺人車窓 山岳刑事・道原伝吉

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実業之日本社文庫
スーパーあずさ殺人車窓 山岳刑事・道原伝吉

  • 著者名:梓林太郎
  • 価格 ¥713(本体¥649)
  • 実業之日本社(2016/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408552965

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内容説明

新宿行きスーパーあずさの車内で男性の変死体がみつかった!? 人情山岳刑事・道原伝吉が調査に乗り出すが―― 南小谷発新宿行きの「スーパーあずさ」車内で、ペンション経営者が殺害される事件が起きた。被害者の遺体は新宿到着前に松本でおろされ、豊科署所属の道原伝吉刑事が捜査に乗り出すことに。被害者の男性・宮沢は社内で若い女性と話していたという情報を入手し、その怪しい女の行方を追う道原。しかし、彼女が宮沢を殺したという決め手となる証拠がつかめない。あと少しで何かがつかめそうな予感がしつつも、捜査が行き詰ってしまった。そんな折、道原は宮沢の同級生が二年前に常念岳で不審な死に方をしていることを知る。この不審死が今回の宮沢殺害と繋がりがあると考えた道原は、あくまでも偶然の事故として処理されていた過去の事件を再び洗い直すことに決めるが――。遠い過去と現代まで、一本の糸が悲劇を引き寄せた――!? 男たちの怨讐と謎の女が隠す胸のうちに、事件解決のヒントがあるのか……。人情山岳刑事よ、走れ! 「修羅の断崖」、「北安曇 修羅の断崖」改題。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

尾塚

9
道原伝吉シリーズ。スーパーあずさの車内で毒殺された男。遭難で事故死とされた男。二人は同じ小学校の同級生だった。雪降る駅のホームで射殺された男の未解決事件が一挙に。さすがベテラン作家。話のテンポがよく一挙読み。相変わらず怪しげな登場人物が次々に。山岳での物証を探すのって大変なんだろうなぁと。小説では200以上の捜索員が山中を歩くんですが。実際は簡単じゃないですよね。このシリーズも面白い。次作が楽しみ。 2016/09/30

yamakujira

5
特急列車の車内で男が毒殺された。捜査を進めるうちに、大糸線ホームでの射殺事件と常念岳での遭難事件という過去の事件も話題にのぼる。列車内で被害者と会話していた女、被害者の元愛人、そして小学校の同窓生と、次々と浮かぶ容疑者を追う。ちょっと古い時代背景を味わいながら、豊科から松本、東京、札幌、浜松と動く旅情も楽しめる。犯人の動機を疑う野中課長の気持ちに共感する一方で、こんな人間もいるのだろうと納得してしまう。目をみはるようなトリックはないけれど、テンポよい展開でサクッと読めてよかった。 (★★★☆☆)2017/03/31

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