内容説明
期待の新人、デビュー作!
野島春生は小学六年生。最近、自分には何かが足りないという不安と焦りを覚えながら過ごしている。
あるとき、母に連れて行ってもらったライブでトランペットに 出合い一目惚れ。やってみたいと両親に相談するが、なぜだか、母からホルンのマウスピースを渡され、ホルンを練習することになってしまう。納得いかないままホルンを始めた春生だったが……。自分自身のこと、親友たちとのこと、悩み多き小学生男子の友情と成長の物語。
第1回小学館ジュニア文庫小説賞 金賞受賞作品。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイト
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作者は外国の人なのかと疑ってしまうほど、まず文章が読みにくかったです。それに、科白でいっぺんに何もかもを言わせているから、ついていくのがちょっとしんどい。地の文とのかねあいを考えてもっと間を持たせてほしいと想います。あとこれは個人的な好みなのですが、お母さんにどうも好感を抱けませんでした。ただ、年ごろの男の子の気持ちや取り巻く環境、等身大の悩み、じっくりと成長していく様子などは、物語とからめてよくえがかれていたと想います。挿絵もかわいらしかったですし。続編は出るのかな? とりあえず気にはとめておこうかと。2016/05/29
ichijo
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思ったより理屈ぽくて、思っていたよりも面白かったです。舞台が小学校なだけで、テーマとしては一般文芸的だと思いましたが、登場人物の多さが気になりました。2021/09/23
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