内容説明
人生、人それぞれ。自分なりに、まあよくやったと思えばいいのだ。あとは風まかせ――。老いの境地をユーモラスに綴る、感動のエッセイ集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
19
久々にマンボウにどっぷりと浸かりました。表紙の絵もほんわかしますね。2015/05/04
Michiko
3
北さん、晩年になっても北さんだなぁとしみじみ思いました。私が北杜夫さんを読みふけったのはもう半世紀も前でした。久々の北さん、懐かしかったです。2015/09/15
subuta
2
著者の晩年の随筆を集めたもので、心身の衰えや遠くない死を強く意識した話が中心になっている。親しい人たちが他界していく寂しさ、少年期への懐かしさなど、おそらく歳をとれば誰でも思うことなのだろう。本来その時が来るまで分かりようのない感情が垣間見えた。2018/11/11
ははさん
2
久しぶりに読んだ北さんの本。若い頃、ドクトルまんぼうシリーズにはまっていたのを思い出しました。今回の本は北さんの家族愛が強く感じられました。随所にみられる情景描写も北杜夫ならでは。また、昔の作品を読み返してみようと思います。2016/07/17
Taka Taniya
2
北さんのエッセイ久々に読みました。淡々としながらもユーモア溢れる文体が大好きでした。もう亡くなって随分経つんですね。北さんファンの方でしたら、オススメです。2015/06/07