内容説明
激化するシリア内戦に対して派遣された多国籍和解仲介団。だが、彼らの乗った旅客機は謀略により強制着陸させられ、乗員乗客全員が拘束されてしまう。戦火が迫る中、人質救出に送り込まれた元航空自衛隊員たちは、空前絶後の作戦を決行する――。航空軍事サスペンスの旗手が描く、ありうべき世界の危機。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キリン
15
なかなか面白いんだけど、舞台が外国だと登場人物も外人が多くて名前を覚えるに苦労しました。終盤のエアバトル、上手く行き過ぎなんだけど楽しめました。2016/06/27
Asaya
8
現在火種となっている中東が舞台ということで久々に氏の小説を読んだ。相変わらず銃と航空機の描写は細かい。AK47の銃弾が発射されるまでに一体何行費やすんだという感じ。登場人物が多く、何人もの視点で描かれるので、誰にも感情移入出来ないのがつらい。主役は日本人二人だが、剣崎はイマイチ頼りなく登場するし、陣野もなんかとっつきづらい。しかしラストのMiG29との死闘、逃亡劇はさすがの一言。これだよ、これ!これこそ航空サスペンスの醍醐味。最初の出版は2014年、現在の中東情勢につながる現状を知るには良い資料だと思う。2016/08/30
ガンモ
7
面白かったです!最後の空中戦が本当に面白かった!!しかし、いくら助かるためとはいえ、旅客機であの操縦・・・乗ってる人はたまりませんね~でもカッコイイ中年おじさん達の活躍、楽しませてもらいました。2016/08/18
Kenichi Uto
6
本屋で気になっていたのが電子書籍かされていたので購入。舞台は中東。なかなか荒唐無稽で面白かった。旅客機でこんなことやる人はホントにいるのでしょうか?最後の住宅ローンを抱えているという落ちが笑わせます‼2016/07/30
*takahiro✩
5
予想外の面白さ。飛行機や飛行に関しても詳細な描写で、緊迫感満載、大迫力の展開。このような小説もあったのかという感じ。でも、こんな飛行機には乗りたくないなぁ(笑)2019/04/04