内容説明
いつか時間ができたら、こんなことをしてみたい、あんなところに行ってみたい――。でも、たいていは思うだけで、なかなか実現させることはできません。「だって時間がないですから」そんな自分に、「時間はある」と気づかせてくれるのが、この本です。毎日の生活では、あっという間に1日が過ぎていきます。新年を迎えるたびに、「今年こそ」と思うのに、ひと月も過ぎれば、また変わらない日常にどっぷりハマっています。それはどうしてなのか。どうすれば、悔いのない1日、1年を過ごせるのか。会社のために、家族のために使う時間も大事な人生の一部。けれども、それ以上に、大事な自分のための時間、自分を喜ばせる時間も確保しましょう、というのが、有川先生からのメッセージです。自分が優先したいことは何かを考え、それを実践していく、そんな毎日の習慣を今日からはじめませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
布遊
33
何に時間を使うべきか?*時間の質は、感情の質と同じ*笑顔でできないことは、やらなくても良い*心に余裕がある人は、自分の大切なこと、優先事項が整理されている人*時間がないと断るのは、優先順位が低いですよと言っているのと同じ*自分の心を道標に進んでいるか?*石の入れ方は2通り、大きな石を入れてから小さな石を入れるか・小さな石でいっぱいにするか*理性よりも感性を大事にする*新しい方向に動く時、挑戦ではなく実験と考える*動くことこそ学ぶことであり成長すること*明日死ぬかのように生きろ、永遠に生きるかのように学べ 2020/10/13
アイスマン
18
我々は日常生活を送る中で、余った時間を「自分の時間」に当てようとするが、これがそもそもの間違えだ。 余ったお金を貯金しようとしてもお金が貯まらないのと同じである。 最初に給与天引きで貯金をするように、最初に「自分の時間」を確保するのである。 2018/03/27
maito/まいと
13
タイトル通り「時間がない」と思ってしまうその感覚や自覚を見直し、実際に時間を作っていくための習慣を提案する1冊。具体的な手法よりも心持ちや考え方の話しが中心なので、テクニックを知りたい方は要注意。ただ、時間は万人に共通であり、見方やとらえ方を変えないと状況が改善しないことがほとんど。本書でも「感情に振り回されない」「自分の哲学を持つ」など、根っこを整える手法を推奨。モノやオカネがなくても変えられることはあるので、色々試したけれど上手くいかなかった、と言う方は、考え方から変えてみたらいかがだろうか?2016/10/15
ヨハネス
9
「時間」という箱に「大きな石」から入れ、隙間に「小さな石」を入れる、というたとえを読み、ひと昔前の佐々木かをりさんの手帳術を読んだときの衝撃を思い出しました。つまり、その時知ったこと、わかっていたこと。本当に好きなことが仕事なら、有給休暇を取り自宅で仕事をする手もあるそうです。仕事の内容にもよりますがね。あたしは人を恨むなど無駄な時間は使っていない。なんなら掃除や入浴の時間も削ってるのに、やりたいことがやりきれない。もう、時間術の本も読むのをやめたほうがいいんだろうか・・・2019/11/12
bonbon99
6
8つの習慣をわかりやすく説明するもので、シンプルイズベストという印象です。時間を無駄に使わない充実した人生を送るにはどうすればいいかという心構えがよく書かれていました。2018/08/30