集英社文庫<br> 犯罪調書

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集英社文庫
犯罪調書

  • 著者名:井上ひさし【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(2016/07発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087507676

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内容説明

犯罪はその時代の意匠である。新聞の結婚案内欄を利用した連続殺人事件。イギリスの大国主義が生みだした「ピルトダウン人偽造事件」。農商務省の官吏がおこした本邦初のバラバラ殺人事件など、世界を騒然とさせた古今東西の犯罪を収集、軽妙な筆で事件の謎と人間のドラマをさぐった犯罪調書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mataasita

6
よくこれだけ世界中のヤバい事件を集めたなと。世界丸見えをよく見ていた頃に読んだので面白く読めた。風呂の花嫁の話は今でもよく思いだし、酔っぱらって風呂に入るときには足の位置に気をつけている。2019/05/06

あかつや

4
井上ひさしによる世界びっくり犯罪禄。一風変わったどころではない国内外のおかしな事件を色々と紹介してくれる。しかしよくもまあこんなに収集したものだと感心してしまう。今のようにインターネットでちょっと検索という時代ではないのに。どの事件も物珍しく興味深いものだが、なにより著者の筆の巧みさでひきつけられて、各話のページ数も少ないので、ついついもう1話だけって感じで読み進めてしまう。好きな事件、っていうのも被害者のいることなので不謹慎かもしれないが、「背振村騒擾事件」「ピルトダウン人偽造事件」が特に面白かった。2018/11/09

東森久利斗

2
異彩! なぜ? 執筆の動機が知りたい。出版社の企画を断れなかった? 天の声? 気まぐれ? 何を隠そう「週刊実話」好き? 歴史に名を残す犯罪から三面記事や地方版の片隅に花を添えた犯罪まで、親族殺人から大量殺戮まで、バラエティに富んだ犯罪の数々。主観や洞察を排除した淡々とした語り口が、人間の愚かさや欲と業といった犯罪の本質を生々しく浮かび上がらせる。2020/02/16

小寅

1
実際にあった事件を書いている。 読みやすく、へーって思いながら読む。 陰惨な事件もカラッとした文体なので、重い気持ちにならない。 時代背景もわかり、面白かった。2021/03/08

YUMA

0
世界中のあらゆる凶悪犯罪について書いてある。日本初のばらばら殺人事件も。2016/03/15

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