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内容説明
休業日は「平日のどこか」、ランチしか営業しないお店、
子どもがふつうにいる職場――。
ライフスタイルに合わせた無理のない働き方、
徹底した仕事の質へのこだわり、丁寧な暮らし方が共感を呼び、
全国的な注目を集める人口8000人のまち、北海道・東川町。
人口減少時代を迎え、少なくない地方自治体が消滅の危機といわれるなか、
定住者が過去20年で約14%増加しています。
本書では、多様な人びとが影響し合い、共創し合いながら、
「東川らしさ」を追求するライフスタイルと、その背景にある長年にわたるまちづくりの取り組みを解説。
これからの「まち・ひと・しごと」のヒントを探ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tenori
33
人口8,000人の北海道東川町。持続的な試行錯誤を繰り返すことで魅力と価値を向上させてきた地域。行政の意欲が地域を変えた稀有なケース。「予算がない、前列がない、ほかでやってない」から結果やらないという暗黙のルールを捨て、行政が挑戦的な姿勢と覚悟を見せることで、住民の意識も変わるという地方の小都市だからできる最適事例。この信頼と結束の関係性は、平時のみならず緊急時も良好に発揮されるであろうことは想像に難くない。書籍として良い面だけを見せている感は否めないが、田舎の持続可能性を探るならこうあるべきだろう。2024/01/05
おせきはん
10
北海道東川町で生活するヒトを通して東川町の姿を解き明かしています。自然とヒトとの無理のないつながりが、居心地のよい空間をつくり出しています。その背景に、予算がない、前例がない、他でやってないの「3つの”ない”はない」という指針のもとで新しいことに挑戦する役場の職員の方々のご努力があることも重要です。東川町の動向は、これからも注視します。2017/07/30
裏鬼門
5
住んでみたくなる♬ 道産子だけど・・・2021/04/18
cicci
5
まちづくりってずっと興味をどう持っていいか分からなかったけど街って規模で面白いことすれば、こんなに生活を面白くできる。「ダーウィンによると生き残った生命は、力が強いものではなく、環境に適応し進化したもの。我われも常に進化していかないと、まちは必ず衰退するでしょう。…」あとうまくいってても批判する人は必ずいる。「文化というのは心の価値であって、経済ではありません。」"文化で町おこしをするなら、住民から20年の担保をとるべき"、まちづくりはおしゃれと一緒で街に似合うことを。とりあえずメモ!2020/04/29
tacacuro
5
「写真の町」北海道・東川町のウリは大雪旭岳の雪どけ地下水。豊かな自然の魅力に「営業する公務員」を擁する町役場の移住支援・起業支援・子育て支援などの独自策の効果が相まって、社会増による定住者が増え続けるエコシステムが形成されている。この東川という地域や人々の「スタイル」を40個抽出。読めば住みたくなる。2019/11/19