文春e-book<br> ぼくは漫画大王

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文春e-book
ぼくは漫画大王

  • 著者名:胡傑/稲村文吾
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 文藝春秋(2016/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163904634

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内容説明

第三回島田荘司推理小説賞受賞! 注目の台湾ミステリー

物語は第十二章から始まる。家出していた妻が自宅に戻ると、夫が殺され息子の健ちゃんは密室に閉じ込められていた……。
話は第一章に戻り、奇数章はライバル“太っ許(ふとっきょ)”と漫画大王の座を争う小学生・健ちゃん、偶数章は少年時代に起きた事件のトラウマで鬱々とした人生を送っている妻子持ちの方志宏(ほうしこう)という男を主人公に、二つの視点から語られてゆく。殺人事件の真犯人は誰?

懐かしき日本の漫画と、1970年代から80年代にかけての台湾の空気を盛り込んだ、企みに満ちた本格ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

17
2/25に台北でこの課題読書会があるとかで手に取ってみた。盛会祈願。格安チケットがあれば行きたかった! / 台湾の方さんの家で、家長・方志宏が刺殺体で発見される13章からスタート。密室に閉じ込められていた息子。会社の権力闘争に敗れ、奥さんになじられまくる方志宏パートと、台湾で人気の漫画(元は日本のマジンガーZやサイボーグ009)を父親に買い与えられ、学校で「漫画大王」と崇められる方家の息子、健ちゃんパートを交互に描き、冒頭13章の後であっと驚くトリックが。/ 島田荘司文学賞とは中国語ミステリの賞らしい。(2017/02/21

布由(ふゆ)

12
ライトミステリな感じで面白かった 蘇我氏武丸からグロさを抜いた感じかな?2017/12/28

ナハチガル

10
パラっと読んでみたら懐かしいアニメや漫画について書かれていたので、電子書籍で原書がないか探してみたが見つからず、仕方ないのでざっと読んでみたが、買わなくてよかった。『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』みたいな文学かと思ったらそうでもなく、台湾人による日本の昭和のマンガやアニメに対する文化批評かと思ったらそうでもなく、割とコテコテの叙述トリックものらしく、興味の範疇外だった。島田荘司の解説は割と面白い。2022/04/17

BECHA☆

8
大学院生の盧くんの向かいの家で殺人事件(?)が起きた。殺された男視点と「健ちゃん」という子どもの日々が交互に語られる。健ちゃんに父親が(お母さんには内緒で)買い与える漫画の題名がまぁ懐かしいったらありゃしない。私はどちらかというとアニメで知った少年漫画のオンパレード。台湾でもこんなに人気が有ったのね(?)2016/09/03

熊猫

6
原書で読んでいたものを和訳で読んでみた。 異なる時代が徐々に重なって行く。真相を隠そうとする手法がよくあるけれど面白い。 とりあえず作者の新作はラノベらしいので、また原書で読む。2017/02/09

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