内容説明
小学校に迷い込んできたやせっぽちの犬と校庭で目があったあの時から、なおこには「ムク」と暮らす予感がありました。目つきも悪く、芸もないけど、食い意地だけは一人前。散歩が大好きで、庭を飛び出しては野原を駆け回っていたムク。10歳の頃からいつもそばにいて、散歩に行ったり、昼寝をしたり、相談ごとを話してみたり。ずっとそこにいてくれる、ってそう思っていたのに……。たかぎなおこさんの人気WEB連載に描き下ろしを加えて単行本化。誰もが一緒に過ごした「家族」を思い出す、ムクとなおこの16年間を描いた、あたたかなストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKIKO-WILL
92
たかぎなおこさんが小学生の時に学校に現れた野犬の子犬を自分の家で飼い、犬ムクとの16年の日々を描いたこの本!ムクへの愛情がたっぷりで読んでいて、ムクは家族に愛されていたんだなと感じました。昔は、よく学校に野犬が来たりしたけど、今はないのかな?16年って長生きですね。田舎の犬もよく味噌汁ごはん食べていたな。2016/05/14
しゅわ
79
【図書館】たかぎなおこさんが小学生の頃、学校に迷いこんできた、野良犬・ムク…やせっぽちで目つきも悪く、芸もないけど、食い意地だけは一人前。そんな愛犬との16年間をつづるコミックエッセイです。WEB連載に描き下ろしを加えて単行本化したものとのこと。ダメ犬 ダメ犬…といいながら、可愛くて仕方ない様子、なんだかんだ言いつつ、お世話してくれる家族…読んでいるとこころがあたたかくなる一冊です。我が家の愛犬も、もう老齢とよばれる熟女です。大切に思い出を積み重ねてゆきたいなぁ。2014/08/03
ねむねむあくび♪
73
図書館の本。たかぎさんのように、私の実家でも、妹が何度も犬を拾って来て、勝手に家に入れ、飼い始めた。お世辞にも可愛い!といった犬では無い。お手も覚えないし、知らない人には吠えたてるし、困る事もいっぱいあった。けど、学校から帰る度に、しっぽをちぎれんばかりに振って、嬉しそうに迎えてくれたなぁ…(*´ω`*) 学校には野良犬も来たし、味噌汁ご飯も食べさせたなぁ~。昭和の、のんびりとした時代も描かれていて、とても懐かしかったです。2016/04/01
ひめありす@灯れ松明の火
72
普段はもっぱら猫派ですが、わんこも好きです。血統がある訳でも、特別愛嬌がある訳でもない、やぶにらみで食い意地の張った、けれども犬臭くてむくむくの、ムク。何でもない、始まりから終わりまで。十六年間の、一つの家族の物語。絵を描く事に目覚めたお交換ノートのくだりが好きです。東京に出て行ったたかぎさんの中で、ムクが次第に清らかに慈しみ深い物に変化して、それをエアわしゃわしゃしてる所とか、たまらなく好きです。晩年になって、認知症が始まって行く所には切なさもあります。最後の犬小屋の場面が何ともいえず物悲しかったです。2013/06/18
パフちゃん@かのん変更
68
たかぎさんが小5の時、学校で出会った野良犬のムク、両親に反対されながらもしぶとく居座り、ついにはなくてはならない飼い犬になった。ムクと過ごした16年を振り返って描かれたコミックエッセイ。漫画家になろうと思いつき、漫画の好きな友達と「おこうかんノート」に毎日絵をかいて触発し合っていた。そんなたかぎさんの16年。ムクは幸せに過ごしたと思う。この頃の犬はたいてい室内飼いだから、庭先や玄関先につながれている犬は見なくなったなぁ。2016/07/05
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