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内容説明
酒歴70年の著者が初めて明かす、私はいかにして「ワイン界の大御所」になったか?半世紀前、初めてパリに渡った。日本には、ワイン本もレストランガイドもほとんどなかった時代。手に入るだけの関連本を読み、物知りの人の教えを受けた。ところが、聞くと見るとは大違い。日本仕込みのワイン知識は、音を立てて崩れていった。半世紀間のワイン事情を脱力の筆で活写する、失敗と発見、笑いとオドロキの半生記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HALI_HALI
2
飲んだワインしか評価しない。正当な評価のためにもタダ酒をしない。弁護士である著者はそう心に決めている。ワインにも「ハレ」と「ケ」がある。これから暑くなる季節。赤ワインを冷やして飲むのも気持ちいい。料理との相性だって勿論大切。渡米以来、すっかりナパワインが好きになってしまいましたが毎日飲むのは勿体ない。けれども毎日飲みたい自分にとってタイムリーな本書。ワインの楽しみ方が広がった。2017/05/31
田中はにわ
2
山本博のワイン本は、そのまま酒呑みの文章である点において、他と一線を画する。とても情報量が豊富なのに、それがいやらしいうんちくとしては響かず、その文章が「快楽」な余韻をいつもたたえていることには、読むたびに驚かされる。ほんとうにワインがのみたくなるのは、こういう本だ。2017/05/28
あーさー
1
ワインをこよなく愛する著者による、これまでに各国で出会ったワインや、それに伴う食事について綴ったエッセイ。ざっくばらんな筆致が楽しいです。ただワインを盲信(礼賛)しているわけではなくて、“合わないものは合わない”とバシッと書かれているので好感が持てます。2023/10/19
Kuliyama
1
残念ながら私には合わなかったです。2016/09/15
カチョカミロ
0
本の帯には、『酒歴70年!大御所が初めて明かす「僕はこうしてワインを知った」。始まりは半世紀前のパリ。一読、追体験。これであなたもワイン通!!』と書かれているが、まさにそのまんま(笑)朝日新聞の「飲むには理由(わけ)がある」というコラムのために切り詰めた原稿を書き直してまとめたものなのだそうだ。気楽に楽しみながら読める面白本(^^)2012/03/26